新型コロナウイルス2020-2021(COVID-19)
ホーチミンに住んでいる知り合いの日本人は、彼の勤め先の方針でわざわざ日本に帰ってワクチンを2度接種し、再びホーチミンに戻ってきました。
昨年のクリスマス頃に忘新年会を誘うために連絡したところ、現在、コロナ感染中とのことでした。
症状は軽度なので、自宅で療養しているとのことでした。
ワクチンを打ってもコロナに感染するという事例はよく耳にすることなので驚きもなく、軽度とのことなのでさほど心配もせずにいました。
その時に1月8日に検査をして陰性だったら解放されると伝えられたので、解放後すぐにではなく、しばらく経ってから快気祝い&新年会を開催すべく、本日(2022年1月7日)に再び連絡してみました。
「明日、無事に解放されるといいですね」と、元気だと断定していました。
すると、現在、40度の熱が出ていて大変とのことでした。
けれど、検査ではコロナは陰性になったそうです。
そうなると、コロナって何なの?検査って何なの?ワクチンって何なの?
と色んな面で疑問が沸きます。
レアケースといえばそれまでですし、ワクチン打ったら40度で済んでいるという言い訳もできるでしょうが、それを言い出したら・・・
友人のお母さんはベトナムの「フエ」という場所に住んでいます。(ベトナムの中部)
そこでのワクチン接種は中国製シノファームが使われているそうで、友達のお母さんもそれを打ったとのことでした。
友達のお母さんは日本行きとは関係ないですが、その地域の日本行きに関係する人たちでシノファームを打った人たちは打ち直すのだろうか?と思った次第です。
そんなことできるのだろうか???
ゼロコロナからWithコロナへ方針転換した途端、雪崩のようの経済回復に向けて解禁がして行くホーチミンにおいて遂に店内飲食が再開されました。
これからは喫茶店・カフェにいられるようになり、以前、「音がうるさいから消してくれ」と頼んだら「あなたが他の席に移動すればいい」と返された苦い思いがあるので、ノイズキャンセリング機能付きヘッドフォンを買いに出かけました。
「ノイズキャンセリング(NOISE CANCELING)」機能について体感したことがなかったので視聴してみたかったし、店員さんの説明が聞きたかったということもあり、知り合いの大学生(日本語が話せるベトナム人女性)に頼んで買い物の同行してもらうことにしました。
SonyとBOSEを試したのですが、正直な感想としては思っていたのと違うなという印象を受け、購入には至らなかったのです。
値段もそこそこするので"完全な無音空間が作られる"と勝手に思っていたのですが、最高級品が自分が思い描いた世界のギリギリに達するか残念かのラインで、それ以下の製品については買い物に付き合ってくれたベトナム人と一緒に苦笑いするしかない状態でした・・・
「できないもの」として認識しているため、ここ1~2年は試しておらず、最近は違うのかもしれませんがベトナムで外国人は銀行振り込みができない、もしくはできませんでした。(※詳しいことは解りませんがマネー・ローンダリング防止の観点という説明を受けました。)
なので、税金関係はいつもニコニコ現金払いです。
3か月に一度、自身の所得を納税しているのですが、先回は外出禁止令の最中だったので特例で猶予されるとのことで、今月2期分を納税するために準備していました。
外出禁止令の直前に、税務署から郵便物に気づき、昨年1年間の納税申告にミスがあったか落ち度があったかの通知書が郵送されてきました。
ベトナム人スタッフに頼んで電話してもらったのですが、(郵便物に気づいた時は社会的隔離措置中なので)おそらく税務署の担当者らも出勤していないのだろうから誰も電話に出ないとの返答がありました。
なので、その件についても今回の納税と合わせて確認し、指示に従って反則金・罰金等を支払うつもりでおります。ところが・・・
現在、2021年10月上旬です。
この報道を読むと2022年1月から対面授業開始とあります。
裏を返せば、それまで対面授業が行わないという決定について驚き、子供らが可哀想だなと思いました。
イメージ写真ではパソコン画面で勉強している様子になっていますが、ベトナムの一般家庭でパソコンを持っている家庭がどれほどあるものなのか・・・。(ちなみに、私はパソコン画面で資格試験の勉強をしていますが、パソコン画面でもしんどいです。)
スマホの普及率が高いベトナムですが、大人および20才前後を対象とした調査結果と思います。
オンライン学習の為に子供へスマホを買うのか?(コロナ禍で困窮している生活の中でスマホ購入や通信環境を整備できるのか!?)
親・兄姉のスマホを貸すにしても、親・兄姉に支障をきたすし、電話がかかってきたり停電したら授業は中断されます。
人それぞれでしょうが、勉強嫌いにとっては対面授業でもすぐにあきてしまうのに、オンライン授業を熱心に受けられる子供がどれほどいるものなのかを察すると、壊滅的だと思うのは自分だけでしょうか・・・?
社会的隔離措置の緩和初日は散髪屋が繁盛していました。
おそらく4か月ほど営業停止だったので、皆さんボサボサの髪形をしていました。
この間、自分で切ったという人も少なくなかったはずです。
飲食店はテイクアウトができるようになったので、営業を再開させたお店が増えたのではないかと思い、お昼ご飯の買い出しにいったのですがほとんどが閉まったままで、開いているのは以前からデリバリーに対応していたごく一部のお店だけでした。
まだ初日ということもあって、これから徐々に増えていくとは思います。
(少なくともうちの近所は)すべてのバリケードは撤去されて、検問もなくなりました。
交通量も増えたものの全盛期(=コロナ前)の9割減といった感じです。
道路を渡るのがいちいち命がけだったホーチミン中心部において、コロナ禍では交通事故死がだいぶ減っていたのではないかと思います。
排気ガスによる空気汚染のこともあり、あの閑散さは心地良くもあったのですが、賑やかなホーチミンに魅せられてこの地にやってきた初心を思い出し、元通りの活気を取り戻せることを願うようにしました。
かつて「コロナ対策優等生」とされたベトナムもデルタ株に対しては苦戦を強いられています。これまでのような社会的隔離措置では通用せず、さらに厳格な措置を採ったにも関わらず効果が現れません。
このままいくと歯止めが効かなくなって「息の根を止めてやる」と鬼の形相に変化して、誰に対しての何のためなのか分別できなくなった暴君が暴挙に出るのではないかと慄きましたが、ブレーキ機能と方針転換できるギアは備わっていたようです。ただ「転んでもただでは起きぬ」という諺がありますが、一見「起き方」に注目しそうなものの「転んだこと」を覆す方法があるとは意外でした。
自分が今この年齢になって視力が良くなることがないのだとすると、やはり空気が澄んでいるからなのだと思います。
遠く離れたNOVOTEL(4つ星ホテル)がほぼ満室状態であることが見えました。
NOVOTELは、(自分が隔離される前からだったので)おそらく今も隔離専用施設として使われているのだと思います。
(※陽性者でなく、海外からの渡航者や国際便の従業員など)
NOVOTELは引き際を間違えなければ、その決断は英断だった言えるはずです。
コロナ以降、ホテル運営は3択でした。
1.従来通り、一般客を受け入れるか
2.コロナ対策用に隔離対象者専用にするか
3.閉鎖するか
「3」はともかく、「1」は商売あがったりな状況です。
客数少ない上に、従業員が来れません。(ただし、就業場所での寝泊りしなくてはならぬ環境としてはこの上ないです。)
2は一定期間の連泊が望める上、リピートも期待大です。おそらく航空会社等は法人契約を結んでいるのだと思います。
提供サービス品質によっては入居率100%でキャンセル待ちすら見込めるかと思います。
NOVOTELの部屋の灯りを見ながら、そのようなことを考えました。
日本の緊急事態宣言より断然厳しいベトナムの社会的隔離措置も数段階あります。(何人以上の集まり禁止という人数制限の増減や業種業界の営業停止命令など。)
2021年7月に、ベトナムの法律における最も厳しい措置がホーチミンで実施されました。
それでも減らなかったので、これまでにはなかったようなことを段階的に打ち出してきました。
買い物制限(買い物券を配って、指定された日時と店にしか行けない)や18時以降外出禁止は終日外出禁止令に変わりました。
一般労働者は(強硬措置の)段階を追うごとに職を失う人が増えます。
さすがに医療分野へ停止命令は及ばなかったようですが、友人の兄が(コロナ関係以外の)病院に勤めています。けれど、来訪する患者数が激減したから病院の財政状況が良くないらしく給料が半分になったと聞きました。
ベトナムの政府関係者および公務員は100%の給料をもらえているのでしょうが、それ以外で100%の給料をもらえている一般労働者は極めて稀な存在です。
ホーチミン市内には法律的で定められて「(比較的大きな)工場」がほとんどないのですが、ホーチミン郊外には大規模な工場団地がたくさんあります・・・
新型コロナウイルス(COVID-19)感染症発生以前、日本のダメ、ダメ、ダメ・・・が幾何級数的に増えていく社会に耐え切れなくなって、「ここは不自由もあるが自由が多く何より成長著しい」とベトナムに惚れて移り住んできました。
それは間違ってはいなかったのですが、コロナが一変させました。
とんでもなく窮屈な暮らしです。
深刻度でいうと、アフガニスタンのカブール、ミャンマー、北朝鮮、ベネズエラ、その他日本の報道機関が報じない幾つもの国・都市があるのでしょうが、今この時ばかりはホーチミンもTOP10~50ぐらいに入りそうな気がします。
コロナ対策の為に生活の自由を奪われ、命の保障があるのかと思いきや、そうではありませんでした。
先日、食糧支援を行なおうとしたSさんは2つの区をまたぐ移動になるため、運送手段が双方ともに見つからず断念しました。
自分が知らないだけで、「食料がない」「栄養が足りていない」「必要な薬がない」等、苦しんでいる人たちが大勢いて、臨界点はとうに越えて間接的な犠牲者が感染した(直接的な)犠牲者を上回るのではないかと思うほどです。今、ベトナムにいてもベトナム料理は食べられません。