遊雅亭 "睦庵"
Yuugatei Mutsumian -lươn tươi nướng than-
住所:15/7 Đ. Lê Thánh Tôn, Bến Nghé, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh, VIETM
電話番号:+84-28-3824-8475
<2024年1月某日>
17:00頃、ホーチミンの日本人街にある鰻料理&各種日本料理店「 睦庵 」に一人で訪れました。
ここは寿司・ラーメン・焼肉・居酒屋など、各種日系のお店が軒並ぶエリアの中で屈指の人気店です。
金曜日ということもあって、予約でいっぱいだったそうですが予約の方たちが来る18:30までなら大丈夫だと1階のカウンター席に座らせてもらいました。
この日はベトナムでは月に何度かある仏教のお祈りの日で、店の外で女将さんが一人カンペを見ながら線香を持って儀式を行っていました。
祈願を終えた女将さんが写真を撮ってる私を見つけて「お客さんにたくさん来てもらってお金がたくさん欲しい」と言うので「予約でいっぱいなのだからこれ以上お客さんが来ても困るだろうに、お金だけたくさん来てほしいと願った方がよかったのではないか?」とやりとりしながら店の中に戻りました。
<日本の軍艦巻き3艦>
夜の部のオープン直後でしたが上の階にはすでに何組かのお客さんが宴会を始めているようで、お寿司や刺身の注文が入って忙しいようです。
忙しい時だけヘルプで厨房に立つ店主が寿司を握っていました。
一段落着いたようなので、写真の軍艦巻き3艦が食べたいと見せると、店主が快く了承してくれました。(※余談ですが最近、 海苔 がマイブームです。ちなみに、その前はおでんでした。)
メニューにない品なので値段を尋ねると、本来なら200,000VND(約1200円)だけど150,000VND(約900円)にしてくれるとのことです。
お店によっては日本より高いかもしれませんが、日本の食材を鮮度を保ったまま輸入して使っているので「妥当」か、他のベトナムにある日本料理店と比べると「お手頃価格」かと思いました。
手が空いて暇になっただろう店主に頼んだのですが、調理スタッフたちが作ってくるようです。
その調理スタッフたちとも仲が良いです。
「日本のお寿司だよ。完璧に再現してね!」と煽り、スマホの写真を彼が見える場所にずっと置いておきました。
<ベトナム人日本料理職人たち>
ネタ?具材?が置かれる前の軍艦が3艦分用意されたとき、調理スタッフの長がちらっと見本の写真を見ます。
「いいね」と私も立ち上がってカウンター越しにその様子を見に行くと、1階の番人(注文受付係)Loanさんも私の隣りに来て眺めていました。
意地悪な冗談で隣りのLoanさんに向かって「ベトナムのお寿司は小さいんじゃない?」とカウンターの向こうにも聞こえるような音量で話すと、Loanさんは彼らの味方なので「小さくない!」と言い返すのですが、調理スタッフの隣りにいた店主が反応して、ウニを盛りに盛りまくってくれました。
数か月前に入ったばかりの新人調理スタッフが「チョイオーイ!」と言いました。(※チョイオーイ=Trời ơi はベトナム人たちの口癖で、日本語訳は難しいのですが英語でいうと「Oh, My God」といった感じで使います。)
<ベトナムの軍艦巻き3艦>
そして、完成した品がこの写真です。
ベトナムの寿司は(その心意気も加算して)日本に負けず劣らずです。
ちゃんとおいしかったです。
そして、 愉 しかったです!
<後談>
このお店の建物の構造で、カウンター越しとは別にもう1つ1階の奥に調理場があります。そこでウナギを下準備し、ドアの外にあるスペースで炭火焼きするため、ウナギの明け渡しで調理場のスタッフが客席カウンターの後ろを行き来するのです。
そのとき、調理場から出てきたスタッフが私が食べている軍艦巻3艦を見つけて「あれは何だ?」とLoanさんに話したようです。
Loanさんが彼に「VIP」と返事している声が聞こえました。
しかし、この軍艦巻き3艦セットのやりとりの前に「茶碗蒸し」と頼んだのですが(※過去に何度も頼んでいる)、蓋をあけたらウナギが入っていたので「これは大サービスなのか?」とLoanさんに尋ねたら、間違えたのだと言われ、そっちが間違えたと主張したのですがちゃんとウナギの分を上乗せされた茶碗蒸しの金額を支払わされました。
そんな持ちつ持たれつのVIPです。