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令和5年度行政書士試験問題にベトナムのことが出題される

問題49「ベトナムは、1986年からペレストロイカ政策のもとに、共産党一党体制を保ちながらゆるやかな市場開放を進めた。」
問題49 イ「ベトナムは、1986年からペレストロイカ政策のもとに、共産党一党体制を保ちながらゆるやかな市場開放を進めた。」

帰国する前日、ホーチミンで行きつけのお店の店長さん(自分より年配の日本人)といつものように話していました。

 

店長さん「次の日曜日、休業日です。」

自分「明日、日本に帰るのでだいじょうぶです。」

 

そこから話が拡がり、今回の試験を受けるために帰るのだと伝えたところ、店長さんは「試験なんて30年ぐらい受けていない」と話します。

 

自分は中小企業診断士を受験したのが大学卒業してから4~5年後だったので20代、その時はさほどブランクは感じなかったですが、昨年の行政書士試験はそれから10年以上経っているので、それはそれはヒドい有様でした。

 

中華料理店の店長さんの30年と自分の10年はほぼ変わらないはずです。(どちらもレベル0です。)

 

昨年の本試験を受けている間、

 

  • 集中力が持続しない!(行政書士試験の試験時間は3時間)
  • 試験とはまったく関係ないことを考える!(そんなこと思い起こしている場合ではないと考え、違うことを考えて上塗りしようとするおかしなサイクルに入る)
  • (合格するためだけに)必死になれない。貪欲になれない。

 

事前に模擬試験を受けていたら対応できていたのかもしれませんが、ベトナムにいるので諦めていたのです。

だから、「一度でも模擬試験を受けていたら、合格できていた」と打ち上げの飲みの席で友人に話したのですが、数か月後にホーチミンの自分の部屋を掃除していたら、市販されている模擬テストが2冊見つかって、(ベトナムにいるせいではなく)自分がバカなだけだったと悟ります。

※買ったことを忘れて放置していたのです。


令和5年度行政書士試験の千葉県試験会場は雨のためか、昨年の神奈川県会場と比べて欠席率が非常に高い印象を受けました。
令和5年度行政書士試験の千葉県試験会場は雨のためか、昨年の神奈川県会場と比べて欠席率が非常に高い印象を受けました。

それから1年後、今日の試験では集中力を切らさずにいられました。

 

正確にいうと、集中力が切れそうになることは度々起こるのですが(例えば、今日の席は窓際だったので日差しがきつくて堪えきれなかったので運営の係の人に頼んでカーテンを閉めてもらったり、前の席の人が体を搔きむしるのが気になったりとか)、それに著しく動揺することなく、すぐにやるべきことをやるという本来あるべき精神状態に戻ることができるようになりました。

 

私の知り合いの中ではトップクラスに日本語が上手なベトナム人女性が今回の行政書士試験に挑むというので試験前からやりとりしていました。

 

(ちなみに、その彼女は大阪にいるので大阪会場での受験です。)

 

彼女は、ベトナム生まれベトナム育ちで、18才?19才?の頃に語学留学で日本へ来て新聞配達のアルバイトをしながら日本語学校に通い、その後、某大学・某大学院を経て(専攻は理系)、卒業後に日本が世界に誇る立派な会社に就職し(※技術職)、日本人のダンナさんと結婚して1児の母となり、仕事を続けながら勉強を始め(※約1年前)、その間に妊娠して本試験の1か月前に出産して、2児の母となりながら行政書士試験一発合格に挑んだのです。

 

令和5年行政書士試験・問題49でベトナムに特化した問題がでた時は驚き、その人のことを思い浮かべました!

 

そして、自分も今回の受験のためだけにベトナムからやってきたので、我がことのように思う数少ない存在であろうという劇的展開を迎えましたが、それが悪影響することはなく受験を続けられたのが昨年との違いです。 

 

成長しました。