事務所から歩いて行ける距離にある焼肉店です。
安くて、美味しくて、サービスも良くて、ボリュームもあり種類も豊富、場所は良くはないけれど悪くもなくバイクも車も受け入れられる駐車場は完備、景観はホーチミントップクラス。
なのに、お客さんがぜんぜんいない。
この日も土曜の12:00に私一人だけだった。
オープンしたばかりということもなく、コロナ前から存在していた。
他のお店はほとんど休んでしまうテト(ベトナムのお正月)中も営業するそうです。
日本からベトナムに帰ってくる者達がいたらここで食べさせてあげたいと思うけれど、そんなお声はかからず・・・。
なんとなくシンパシーを感じたものの、自分は欠陥だらけだとすぐに悟る。
ここのお店が流行らないのは奇跡的です。
先ほどのお会計が税込みで119,900VND(約680円)だったので120,000VND払いました。
(500VND札もありますが一般的には)ベトナムの最小通貨は1,000VND札です。
なので、お釣りはないものと思い、「丁度ですね」と伝えて立ち去ったところ、「あの、お釣りあります!」呼び止められます。
1,000VNDのお釣りを渡してくれました。
「おつり100vndですよ?10倍ですよ?本当?」と驚いている私が日本語を話せるレジ係の女性とやりとりしているのを、他のスタッフさんたちがニコニコしながら見ていました。
客が私一人しかいないので、レジのある出口に集まって見送ろうとしてくれていたり、エレベーターを呼んでくれていたのです。
こんな親切なお店なのに、ぜんぜん流行らないのです。
謎です。
何かのきっかけに爆発的に流行って自分が行けなくなってしまうのも困ります。
とはいえ、閉店してしまうのも困ります。
どうしたものかと悩んでいます。