2022年度「司法書士試験」受験感想
令和4年、初めての司法書士試験受験
<ベトナムから受験のために見参>
コロナ以降、2回目の来日目的は司法書士試験の受験です。
前回の帰国は3月末だったのですが、ホーチミンとの寒暖差で体調をやられた思い出があります。
今回は6月下旬でしたが、日本が暑いという情報は事前に聞き届いていたのですが「暑いといってもホーチミンほどではないのでしょ?」とたかをくくっていたら、今回は寒暖差の無さに慄いています。
朝8:30頃の暑さでいうと、ホーチミンに勝っている気がしました。
あと、「人を死に至らしめる」暑さ具合でいうと、日本の暑さの方が死を意識します。
おそらく湿度のせいです。
<はじめての司法書士試験>
これまで色々な資格試験を受験してきて、国家資格もいくつか受けましたが、
司法書士試験の受験「会場」の感想は、出席率が高い。
自分の座席から視野に入る範囲だと全席埋まっていました。
(日商簿記2級試験では、自分の前3席がこぞって空いていて驚いたことを思い出しました。)
午後の部で、自分の斜め前の席にいた20代前半の男性がいなくなったのですが、
おそらく彼は資格の学校が速報用の問題を集めるために送り出したアルバイトくん(もしくは受験会場で解答速報を作る既合格者)なんだと思います。
彼は、午前中も試験開始後、半ばあたりでトイレにいったり、終わり際は問題冊子(※持ち帰りが認められている。)に何やら書き込んでいる様子が窺え、今にして思えば不審な動きをしていたのです。
もしかしたら、午前中で諦めて、帰ったのかもしれませんが・・・。
その他、
男性比率の方がやや高め。
自分よりも年配者40代半ば以降の方々が多い。
<令和4年度司法書士試験の特徴>
既に他の方々TwitterなどのSNSでコメントを残していますが、
合同会社なので組織変更と思いきや、合同会社のままでの変更登記だったこと、
配偶者居住権の登記が出題されたことなど、
例年以上に記述式の出題傾向は奇天烈な出題が含まれていたようです。
自分なんぞペーペーなんで、何が出題されても、うろたえることを覚悟していましたが、
自分の前の席に座っていた、おそらくベテラン受験生であろう40代後半の男性の回答用紙が試験が終わって回収している最中に見えたのですが、記述式の回答用紙の片面がまるまる空白でした。
ちなみに、なぜベテランだと判断したかというと、その方は受験テクニックみたいなのをいくつか持っていたのです。
- もちろん見えなかったのですが、午前の試験が始まった直後何ページもペラペラとめくる音と、シュッ!シュッ!と何かを書いている音が聞こえました。
- 午後の試験が始まる前、12:30から説明が始まるのですが、その方が席を立ってトイレに行くのだろうと察しました。瞬時に「それができるんだ」と思い、私もトイレに行きました。12:45までに席に戻り、着席していれば、その説明は聞かなくてよかったのです。
- 午前の試験前も、午後の試験前も、おそらく「これをやろう」と決めていたであろう模擬試験の冊子を直前まで読んでいました。
そんな、おそらくベテラン受験生が手も足もでないような出題がなされたなんて、(後ろ姿しか知らない)見ず知らずの方ですがその方が今日までに過ごした苦難の日々を勝手に想像すると同情します。
とはいえ、こんなペーペーの同情なんぞ無用で、
もしかしたら「わからないものは捨てる」という作戦で、他の問題に時間をかけて点数を稼ぎ、
合格点に達している可能性も無きにしろあらずですが・・・。