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最初はベトナムで出会い、その後、日本で成長したベトナム人技能実習生たちと再会

最初はベトナムで出会い、その後、日本で成長したベトナム人技能実習生たちと再会

ベトナム人技能実習生の彼らが日本へ行く前に知り合っており、彼らが日本で2年、3年過ごした後に再会しました。

雨が降ることが多くなってきた5月のホーチミン
雨が降ることが多くなってきた5月のホーチミン

<面接したベトナム人技能実習生と日本で再会>

 

先月、自分が日本へ一時帰国(2年ぶり)していたのと、今月、日本の連休に合わせて3年ぶり(?)に一時帰国するベトナム人技能実習生がいたので、自分が教育や面接に関わってきた男の子たちと久しぶりの再会を果たせました。

 

日本で会った2人は、面接の時から真面目&爽やかな印象があったのですが、そのまますくすくと育ち、日本語も上手になっており、「希少な技能実習制度の成功例だろうな」と思いながら、

焼肉食べ放題&飲み放題で楽しく清々しい時間を過ごすことができました。

 

唯一、心配になったのは一人が彼女(恋人)に"ハマり"中で恋に溺れて、道を外さないでほしいなと思いました。

 

彼もその恋人もまだ技能実習2号期間中なので、技能実習を終える前に私はもう一度日本へ帰ってくるから関係者全員(最重要人物は彼の恋人です。)集めて、話し合おうということで落ち着きました。

 

"別れさせよう"という気はさらさらなく、結婚したいと言っているのでそれが成就して幸せになってほしいと思っています。

ただ、あの溺れ具合は危ういと思ったのです。

すべてを投げ出して彼女の下へ向かう気だったので・・・。

(※現在も遠距離恋愛中ですが、ベトナムに帰国後もまずは遠距離恋愛となります。)


ホーチミンのスポーツバーにてかつての教え子と再会
ホーチミンのスポーツバーにてかつての教え子と再会

<教え子だったベトナム人技能実習生とホーチミンで再会>

 

ホーチミンで再会を果たした者は、かつての自分の生徒でして「ひょうきん者」という表現が当てはまる、頭は悪いけどクラス一の人気者だった男の子です。

 

日本語がとても上手になっていました。

彼が言うにはとても親切な社長さんで、何でも買ってくれる太っ腹だそうです。

 

では、彼も技能実習生としての成功事例かといえば、そうとは言えず、彼の技能実習生としての職種とはまったく関係ない仕事をしているのだそうです。

 

会社への文句は口にしていませんでしたが、監理団体や送り出し機関に対しての文句は多く、金の亡者だと罵っていました。

 

明るい性格なので、日本人とたくさん話したのだと思います。

正しい文法とか漢字は成長していないけれど、会話能力だけが飛び抜けて上達したようです。

本人も話すのが一番大事だと言ってました。

 

私が教えていた当時は、ちょっと話せるぐらいだったので、正確に理解できていなかったのですが、

奥さんと子供2人いて、お金がかかるので頭が痛いという悩みを聞いたことがあります。

 

その後、彼が日本へ行ってから1~2年経って、Facebookでやりとりしていたら「ここには女がいない」ということに嘆いていました。

 

そのやりとりから、さらに月日が経ちが、Facebookで彼女らしき女性といっしょにいる写真が増えます。

トップ画面が彼女を後ろから抱いている写真です。

 

野暮な質問は会った時にしようと思っていたので、

ついにこの日が来ました。

 

(少なくとも自分は)日本では見かけたことがないので、

彼を喜ばせようと欧米人が集まるスポーツバーで会うことにしました。

 

"Sexy系ではない"といえばウソになりますが、女性とも一緒に来れるようなお店です。

レタントン界隈の"ただ価格が高いだけでおもしろくないガールズバー"に比べるとコスパがぜんぜん良いです。

 

ここは、ベトナム人スタッフ(男女問わず)とも行きましたし、

「こういうのが好きだろうな」という日本から来たお客さん(日本人)には必ず紹介するお店です。

ご興味ありましたら、ぜひお声がけください^^


ジューンブライドを控えてなのか、にぎわうホーチミンのジュエリー店
ジューンブライドを控えてなのか、にぎわうホーチミンのジュエリー店

<人から受けた最初の印象はだいたい合っているのかもしれない>

 

先述した彼の仕事関係の話を聞いた後に、いよいよ彼女との話題を切り出しました。

 

彼の日本語能力向上によって解ったのですが、どうやら私がベトナムで教えていた時には既に前妻とは離婚が成立していたそうです。

 

けれど、養育費を払わなくてはならないから、その工面で悩ましかったそうです。

 

なるほど。

では、新しい彼女ができることについては、素直にめでたいことだと解りました。

 

また、今の会社で働いていると収入は良いらしく、15才になった子の学費やら何やらもすべて自分が払っていると言ってました。

 

父親としての役割も果たせていて良かったなと思いました。

ここまでは、美談として聞いていました。

 

けれど、さすが元クラス1のひょうきん者です。

話の溝が深いです。

雲行きがあやしくなっていきます。

 

「職場に女がいないと嘆いていたのに、どこで知り合ったの?」と訊くと、教会で会ったそうです。

徒歩圏内というわけではないようですが、バスに乗れば会える距離なので、上記の爽やか君カップルに比べればぜんぜん近いです。

彼女も技能実習生なんだそうです。

 

(現在の)彼女は妊娠中(彼の子です。)だそうです。

 

驚きましたが、私もそれなりにベトナム人からの様々なサプライズを経験してきたので、

たじろぐことはありませんでした。

 

お互い愛して合って、彼も結婚すると言っているのでめでたいことではないかと思いました。

ところが、彼は技能実習3号なのですが、彼女は技能実習2号なのだそうです。

 

最近、話題となった"技能実習生の妊娠"について、ここで聞かされるとはさすがに動揺してきました。

 

(彼が言うには)彼女はベトナムに戻りたいから技能実習を全うしなくていいのだそうです。

 

けれど、私が思うに、夫婦で日本で働くのだったら「全う」した方がいいはずです。

ベトナムでは今のような収入は得られないだろうに。

(※とはいえ、家族滞在を認めない特定技能1号では子供と日本で暮らせません()。日本で出産すれば暮らせるようですが・・・。)

 

美談で片付けられなくなってきたところ、彼がお店の女性スタッフさんたちを見て発した言葉でオチがつきました。

「あー、〇〇したいなー」

(声を張って)おまえ、ほんとバカだな!

※これが正しいツッコミなのかどうかは、ワカリマセン。