ベトナム滞在中に近所でボヤ
しばしば見かける火事は電気系統トラベルが多いホーチミン
<火災中>
昨夕(2022年4月30日)、自分が住んでいるアパートの近所でボヤがあったのです。
自分が気づいたのは割と早いほうで、歩いて3分ほどの近所のスーパーにヤクルトだけを買いに行ったのですが、行く途中で10人ぐらいのベトナム人たち(その近所の住人やその下にあるカフェのお客さん)がこぞって見上げているので、自分も見たのですが、その時は気づきませんでした。
ヤクルトだけだったので数分で買い物を済ませて、戻ってきたときに、まだ見上げている人たちがいたので再び見上げると火が上がっていたので気づけました。
家庭用のホースで水をかければ消えそうな小さな火だったのですが、誰もそれを試みようとはしなかったのは燃えているのが電線だったからなのだと思います。
アパートに到着して、自分らのアパートのコンシェルジュ(?)のベトナム人女性にも火事のことを教えてあげました。
ここのオーナーはもう一棟の建物を有していて、そちらの方が火事が起きている場所に近いです。
燃えている現場のほぼ真下であるということもあり、コンシェルジュはそちらに向かうからしばらく、ここで留守番しててほしいと頼まれました。
こうして一部始終を見守ることになったのですが、火はコブシ大から人間の頭のぐらい大きくなって、自分が気づいてからでも10分ほど経っているので、電柱のあちこちの箇所がスパークし始めます。
その間、写真を撮ったり、もう一棟のアパートの電子ロックの扉(こういうとき電気が停まったら開かなくなってしまうのだろうか?と危険を感じました。)を開けたりとウロチョロする我らがコンシェルジュ。
最初は小さなスパークだったのですが、たまに大きいときがあります。
中規模のスパークが2~3発起きたので、彼女はこちらに走って戻ってきたのですが、丁度その時に最大のスパークが起きたので、映画の爆破シーンで逃げる人の映像そのままでした。
<消火中>
その後、消防車が来て、火はすぐに鎮火します。
この時点では、私たちのアパートの電気は無事だったのですが、すぐに停められてしまいました。
数十分後、電気会社であろう車がやってきて、修復工事に取り掛かります。
この日はベトナムの祝日だったので、彼らが働いていてくれてよかったです。
陽が落ち、停電のまま夜を迎えました。
辺り一帯真っ暗です。
燃えてあれだけスパークしたのだから、修復するには時間がかかるだろうと思いました。
停電しており、IHヒーターの電気湯沸かし器しかないので、お湯が沸かせずカップラーメンも食べられません。
近所のコンビニや飲食店でもよかったのですが、長引きそうだと思い、日本人街へ夕飯を食べに行きことにしました。
電気が停まっているのでWifiも使えず、Grabバイクが呼べないので、バスで行くことにしました。
<迷走中>
自分がバス停に着く直前で、自分が乗りたかったバスが走り去っていくのを見かけ、やや残念な気持ちになります。
でも、よくあることなので諦めて、次のバスを待ちます。
10分くらい。
次のバスには乗れたのですが、自分がバスを降りる目的地が近づいたので、ブザーを鳴らしたのですが、いつもとは違う進路を行き始めたのです。
ざわつく車内・・・。
ベトナムのバスには運転手以外に、バス乗車券を配る役目の人がいあるのですが、その役目のおばちゃんが何やらベトナム語で喚きます。
納得する他の乗客。
何が起きているのかまったくわからない私。
ただ、目的のバス停に戻るわけではなさそうだと察し、この進路で差し掛かる最善のバス停でこれでもかってぐらいブザーを押し続け、降ろしてもらいました。
この時点で、おそらく「あの道は混んでいるから道を変えたんだ」という内容だったのだろうと察します。
私としては目的地から遠ざけられたので苛立ちながら歩いていると、本来、降りる予定だったバス停にさしかかったときに、同じ番号のバス(=後続のバス)がいたので、あのおばちゃんの独断でルートを変えたのだろうと思うと腸煮えくり返りました。
後にわかるのですが、この夜は花火が上がる日だったので、確かにあの道は混みます。(後述:後に花火大会のために通行止めだったというニュースを読みましたが、後続のバスがいたことを考えると、あの時点でどうだったのか定かではありません。)
けれど、あのおばちゃんにルートを変える権限があるのかは不明なままです。
<夢想中>
今日はアンラッキーな日だなと思いつつ、コンシェルジュさんに「電気が復旧したら教えてください」とメッセージを送ると、すでに回復したという連絡がきます。
これ以上、不幸が続くより、はやく帰ることを選びました。
そして、電気が回復したアパートにつき、カップラーメンを食べて寝たのですが、火事の夢を見て起きることになりました。
その夢の中でも特別な被害・犠牲はなかったのですが、なんだか寝付けず、今に至ります。
私なりの予知夢は、すぐに起こることがなく、忘れた頃に「以前、夢でみたような・・・」という具合で生じることがあります。
けれど、誰かにその話をすると、起きません。
なので、書いておくことにしました。
実現しないように。
「火の用心」といいますが、ベトナムの火災は電気回路関係が多いので、
用心しようがありません。
燃えてしまったときに、守りたい物を守れる防火グッズ(金庫がそうなのだろうか?)を用意しておこうかなとは思いました。
そうすれば、すぐ逃げることを専念できるのではないかと。
夢の中の火事では、「まだ間に合うから、あれも、これも」と4~5回戻ったのです。