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中国製ワクチン「シノファーム」は日本の水際緩和措置に対しては無効だった

中国製ワクチン「シノファーム」は日本の水際対策緩和措置に対しては無効だった

有効か否か、危険性はないのかと危ぶまれた中国製ワクチンは日本へ渡航したい待機ベトナム人の思いがけぬ障壁となった

出処:Viet Jo「保健省、ホーチミンに中国シノファーム製ワクチンの使用を許可」
出処:Viet Jo「保健省、ホーチミンに中国シノファーム製ワクチンの使用を許可」

<対中摩擦?>

 

日本の水際対策緩和によってワクチン接種者に対しては隔離期間が3日に短縮されるということは喜ばしいことでした。

 

しかし、思った以上に中国製ワクチン「シノファーム」がベトナムでは使われていたのです・・・。

 

先ほど、4人のベトナム人の日本行きに対してのミーティングがあったのですが、4人中2人がシノファームでした。

 

日本が認めているワクチンは、ファイザー・アストラゼネカ・モデルナ製のみです。

 

楽観的なベトナム人が「ベトナムではシノファームが多いから、日本はやり方を変える」と言っていましたが、外務省が決めていることなら政治力や外交交渉(圧力を含む)で変えることができそうですが、厚生労働省が決めていることです。

 

新薬の有効性を日本の厚生労働省が簡単に認めるとは考えづらいです。

 

また、仮に中国製ワクチン「シノファーム」の効能を調査した結果、"効果なし"、"障害が起こる危険性高い"なんて結論を出そうものなら、戦争の火種となりかねない事象です。


ホーチミンの接種者はアストラゼネカ製が多いようですが、地方都市はシノファーム製が多いそうです。
ホーチミンの接種者はアストラゼネカ製が多いようですが、地方都市はシノファーム製が多いそうです。

<厳格化か、なし崩しか>

 

シノファームを打った方々の日本行きの道が閉ざされたわけではないのです。

 

前回通り、14日間の隔離を行なえば良いこととなります。

 

楽観的な人たちは、前回通り、隔離を遵守しないやり方で進めると思います。

 

前回、14日間の隔離、個室、共同トイレ・風呂でないことなどの条件をきちんと守っているところは少なかったはずです。(留学生を受け入れるある学校はホテルを用意してきちんと遵守しようとしましたが、ベトナム人側が勝手な行動を起こして遵守されなかったという話を聞きました。)

 

今回もたかをくくるうでしょうが、取締り側がどこまできちんと取り締まるかが注目です。

 

けれど、違反者続出だと、この取り決めを作った側への責任追及という逆ギレ運動の波が起こるかもしれないので、前回通りユルユルになるのかもしれません。

 

最も不快なのは、違反者発生が報じられると「ほら、見たことか」と言わんばかりに、この業界のご意見番っぽい人らが嬉々として自分のコメントを発信することです。

 

なぜ、彼らは人の不幸をあざ笑うのだろうか・・・。

 

<3日間と14日間は大きく違うはず>

 

3日間ならホテルで宿泊して過ごすという選択をする(遵守派の)企業・学校・監理団体が増えるはずです。

 

けれど、14日間となると、費用的に はばか るかと思います。

(閉じ込められる本人たちもかわいそうです。)

 

自分自身、先ほどのミーティングはシノファーム接種者をどうするか結論が出ぬまま、ミーティングを終えることとなってしまいました。

 

今なお、良い方法を考えている最中です。