ホーチミン市、新型コロナ対策一層引き締めへ2021年8月23日から外出禁止か
感染リスクより締め付けの方が恐ろしい・・・
<決定次第発表へって、これ以上に何を引き締めるかに恐怖心を抱く>
ベトナムにとっては第四波となる新型コロナウイルス感染拡大はホーチミンを中心に未だ猛威を振るっています。
2021年7月9日に法律的には最も厳しい措置となるロックダウンが布かれたものの収まることなく、夜間外出禁止令・区をまたぐ移動禁止・工場の運営規制など、どんどん厳重化されていきました。
今や街中、検問や封鎖エリアだらけです。
けれど、未だに新規感染者数は増加傾向です。
そんな中で2021年9月15日までに封じ込めるという大胆な政府決議がなされました。
お上の言うことは絶対なのがベトナム社会主義共和国です。
日本では話題にあがる「経済を止めるな」なんて議論はなく、経済なんてとうの昔に止めているので、いよいよ人道的な部分まで踏み込むような恐ろしさがあります。(一般市民の居住エリアの封鎖とかそこへの食糧の配給なしとか一部既に踏み入れていますが・・・)
今まで水道・電気・ガスが止まらなくて幸いだったのかもしれません。
そこで働く人たちの苦労と我慢のおかげです。
これ以上に厳しくする部分がないぐらい厳しい状況下で、どこに手をつけるのか恐ろしくて仕方がありません。
<ワクチンを打たなきゃ買い物ができなくなるのか>
昨日(2021年8月19日)に近所のAKURUHI(日本からの食材等を輸入販売している会社・お店)に行ったら入店前に警備員に呼び止められました。
いつものように健康状態申告だと思いきや、違いました。
買い物券を求めらているのかと思い、ポケットから出したのですが違いました。
これを読めと指示されます。
どうやら(少なくとも1回の)ワクチン接種か3日以内に発行された陰性証明書がないと入店できなくなったそうです。
自分のような"ワクチンを打ちたくない人間"にとって恐れていた世の中になってしまいました。
(AKURUHIは、ベトナムのスーパーと比べたら輸入品なので値段は高いですが、決してVIPしか来れないような敷居が高い店ではなく、ふつうのスーパーです。)
私はワクチンも打ってないし、(ネギを買いに来ただけなので当然)陰性証明書も持っていなく、困ったなと途方に暮れていたら人の良さそう警備員が医療申告だけでいいといって入店を許可してくれました。
見かねたのか、掲示にも2021年8月20日から書いてあるので前日だから許されたのか・・・。
今日(2021年8月20日)からどうなったのか分かりませんが、AKURUHIへ行くためにワクチンを打つのも違う気がしますし、AKURUHIで日本のカップラーメンや冷凍食品を買うために1~2万円ほどかかる陰性証明書をもらいに行くのももったいないので、生きにくい世の中になったもんだなと嘆いています。
AKURUHI側も感染リスクは抑えられるでしょうが、来客数が減るのは困ると思うのです。
(※ベトナムでのワクチン接種で死亡した日本人がいたという噂が広まって以降、ベトナムでのワクチン接種を恐れている日本人は少なからずいると思います。)
<来たるXデーに向けての不安で、一般市民にとって喫緊の課題は感染予防よりも食料調達>
先ほど、近くのコンビニへ買い物へ出かけたのですが、その途中にあるミニスーパーにはいつも以上の行列が出来ていました。
POSTEさんやVIETJOさんが報じてくれるニュースは、ベトナム語で報じられるベトナム人向けの情報よりも遅れて伝わるので、引き締め強化、完全外出禁止か?の情報(煽りやウソなどを含む)はベトナム人たちの方が早くに知っています。
詳細は「決定次第発表」であり、その内容はまだ一般のベトナム人たちも知らないかと思いますが、備えるための買い出しなのだと予想します。
決定は容赦ないし、反対して覆ることがないことは彼らの方がよく知っているはずです。決まったことに従い、その上で、自分と自分の家族等を守る行動をしなくてはなりません。
感染予防は二の次。
今は食糧確保です。