ようやく配給が届いたのかと思いきや積み下ろしではなく積み荷していた
新型コロナウイルス感染拡大のホーチミンで封鎖生活5日目
<思わせぶりな態度>
これまで堂々と封鎖エリア内を散歩していたのですが、一度、若い監視員にきつめに注意されたので、この頃は監視員の目の届かぬわき道でひっそりと散歩するようにしています。
先程もこそこそと散歩していたところ、突然、トラックがやってきました。
青ナンバーなので政府の車だと解りました。
消毒スプレーの散布装置が積まれているのが見えました。
「これはまずい状況だ」とそそくさとアパートに戻ります。
幸い、注意を受けることなくアパートに戻ることができました。
どうやらUターンするためにあの小道に入ってきたようです。
何が行われるのかとしばらくアパートの門の前から様子を窺います。
すると、いつの間にか封鎖ゲート付近(内側です。)にインスタントラーメンや野菜が入った袋が大量に積まれていたことに気づきます。
「いよいよ配給が行なわれるのか」と思ったのですが、その作業は荷下ろしではなく、トラックに積み込まれているのです。
ん?
あそこはインスタントラーメン工場でもなく、小売店や卸売り店でもないはずです。
なぜ運ばれてきたものを、戻すようなことをしているのか・・・。
仮に間違ったんだとしても、ここのエリアの住民は封鎖されてから5日間、何も配給されていないぞ・・・。
結局、我々には配られませんでした。