＜全市民を対象とした15日間の社会的隔離措置開始＞

始まって自ら体験しなくてはどんなものかが判らないのがロックダウンです。

怯えながらこの日を迎えたのですが、個人的な最大の懸念事項「外出禁止令をどれほど厳格に取り締まるか」については最悪の想定よりはだいぶ緩いものであったと安心しています。（※もちろん、これから段々と厳しくなる可能性があります。）

外出に関して、自分なりの仮説であり、検証を済ませておらず、責任を持てないので真似する方は自己責任でお願いしたいのですが、

• ひとりで
• マスクをつけて
• レジ袋を持ち歩いていれば大丈夫

という考えに至りました。

さらに偽装工作を加えるのであれば未開封の商品をレジ袋の中に１～２品入れておけば尚良いのかと思います。

＜外出禁止令×ペット＞

他人事なのですが「外出禁止令が出されたら犬を飼っている人たちはどうするのだろうか？」と頭をよぎりました。

そんな心配をよそに、犬の散歩をしているおじさんに遭遇しました。

堂々たるものです。

どうみても犬の散歩です。

在ホーチミン日本国総領事館から送られてきたメールの文言によると「真に必要な場合のみ外出ができ･･･」とのことですが、このおじさんは咎められた場合、犬の散歩を大義名分として争うのか気になります。

＜ホーチミン市内の大通りの様子＞

うちの近所は薬局（※ロックダウン中も営業が許されている）が軒並ぶエリアであり、他にも銀行や郵便局があるので、道端を歩いている人や店頭でだらけている警備員がちらほらいます。

交通量は平常時の8割減といった感じですが、常に一定数はいます。

取り締まる警察官がわんさかいるわけでもなく、先ほど１時間半ほどずっと歩き回っていました、それらしき取締りパトロールは一度も見かけませんでした。

もしかするとこれから厳しくなるかもしれないのですが、今のところ外出禁止令についてはストレスを感じるほどのものではありません。

ただし、自分のように自分のバイク・自転車等を持っていない者にとっては移動手段が徒歩だけになるので日中の炎天下のもとだと大変です。

今日は比較的に日射しが弱い日だったので、歩くのはさほど苦ではありませんでした。

＜ロックダウン中に働いている人々＞

どうやらこの天気のぐずつきは、数日内やってくるとされている大雨に影響するもののようです。

暴風雨に備えて街のあちこちで木の剪定作業が行われていました。

＜店内飲食・持ち帰り・配達すべてNG＞

道中のローカルレストランや屋台もそうでしたが、日本人街のお店も見た限りではすべて閉まっていました。

昨日までは闇営業を続けていた反社会的勢力もいたのですが、そのお店も閉ざされていました。

デリバリーやテイクアウトがダメとなると採算がとれず、リスクを負う理由が乏しくなったのだと思います。

（ちなみに、昨晩まではデリバリーやテイクアウトがOKだったのですが、自店舗で配達しているお店除くと配車アプリでドライバーがつかまえられず途中で諦めたお店がいくつかあったようです。）

レタントン通りのマッサージ店が店先に料理を並べて、お昼ご飯を求めているであろうベトナム人たちが数人集まっている様子を見かけましたが、あれは売っていたのか配っていたのかは不明です。

＜コンビニには行列＞

昨日まではなかったのですが、ファミリーマート1号店では入店人数制限を行なっていました。

帰り道に通りかかった韓国系のコンビニでも店の前で待っている人たちを見かけたので、そういうルールができたのかもしれません。

けれど、セブンイレブンではやっていませんでした。

会社それぞれに作ったルールなのかもしれませんし、お客さんが多いコンビニだけ指令が降りたのかもしれません。

仮にそうだとすると、中心部から少し離れた韓国系コンビニに中心部にあるセブンイレブンは客数で劣っていることになります･･･。