ベトナム国内を飛行機移動する際に求められる医療申告管理情報システムの入力手順
ベトナム国内の空路移動をスムーズに行うためのガイド
<厳しくなった国内移動管理>
Tờ khai y tế / Vietnam Health Declaration
(健康状態申告)
以前から存在していたのですが、強制義務といった感じではなく、一度申告を促されたきり、その後しばらく何も言われなくなりました。
しかし、先日のホーチミンからのハノイ出張では行き帰りの空港いずれでも「必ずやらなければなりません」という雰囲気を醸し出しており、ベトナム航空のカウンターでチェックインする際にベトナム人も外国人も全員が従っていたようです。
おそらく、先日のホーチミン第3波(第4波?)は空港職員らが関係したからかと推測します。
<医療申告管理情報システム>
私自身がそうだったのですが、初心者が間違えやすいのは実は3パターンあることを知らないことです。
最初に出てくる画面は外国からの入国者用で、国内移動の場合は写真の〇印へ画面を切り替えます。
(よく見れば英語でも書かれていたと今、気づいたのですが、混雑しているチェックインカウンターでの作業だと急かされた気持ちになるのでゆっくり読む余裕がありません。)
<ショートメールでパスコードが送られてくるのだからベトナムで使える電話番号が必須?>
ここに電話番号を入力して、決定ボタン(青色のボタン)を押すとショートメールで6桁の数字が送られてきます。
自動で切り替わった画面の下枠にその数字を入力して、再度決定ボタンを押します。
(※ショートメールは数秒でくる場合もあり、30秒ほどかかる場合もあります。)
ショートメールを受け取るにはベトナム国内で繋がる電話番号や他国の電話番号をベトナム使える設定変更が必要です。
日本の電話番号でも海外通話ができる設定にしておけば可能です。(※電話を頻繁に使用するようでしたら、その後、すぐに"仕えなくする"設定に切り替えると国際通話料を抑えることができます。)
では、「ベトナム国内で繋がる電話番号がなかったらどうするのか?」という疑問が沸くと思います。
スマホではなく、電話機能しかないガラケーのみの方と同様、後程わかります。
あとは、ひたむきに辛抱強く入力していくのみです。
ベトナム語と英語ページしかありませんが、Google機能やスマホ機能を使うと日本語に翻訳できます。
<空港まで来ておいてYesと答える正直者はいるのだろうか?>
症状を申告する欄があるのですが、飛行機に乗りたくてここへやってきているので、すべて「No(いいえ)」にするしかないと思った次第です。
ここで、正直に「Yes(はい)」と申告した方の末路は解りかねます。
<申告の最終局>
最後に「セキュリティコード」を入力して、緑色の決定ボタン(SUBMIT THE DECLARATION)を押します。
本件に限らず毎度思うことなのですが、このセキュリティコードの必要性と利用者の利便性を照らし合わせたとき、これは本当に必要なのかと疑問がわきます。
ロボット操作による不正・いやがらせ予防なのでしょうが、AIや画像認識が発達した今ではこの程度のセキュリティは容易にクリアする技術があるような気がします。
一方、老若男女の視力が悪い人にとっては迷惑この上ないです。
<このQRコードを得るための努力ですが、それが吉と成すか凶となるかは分かりません>
入力項目に不備がなければ、QRコードが画面に表示され、それをスクリーンショットで撮って残しておくよう伝えられました。
偉そうに講釈を垂れていますが、実は私は最初はまったくやり方がわからなず、チェックインカウンターの方に全部やってもらいました。
このQRコードはどこで必要になるのかと気にしていたのですが、ホーチミン空港では披露することなく、飛行機に乗車しました。
ハノイ空港では荷物検査場の手前のパスポートチェックの時に見せましたが、それは2つ前の方がガラケーでだったので引き返されている一部始終を見たためであって、その際に本当に必要だったのかはわかりません。(その職員はQRコードを読み取る作業をしていませんでした。)
ただ、同じ飛行機の同乗者の中で感染者がみつかってしまった場合、逃げ隠れできなくなったな・・・とは思いました。
虚偽申告をチェックしている様子もないのですが、当事者となってしまった場合の罰則を考えると真実を述べた方がよろしいかと思います。
電話機能のみのガラケーしか持っていない人、電話を持っていない人、ベトナムの電話番号を持っていないからショートメールが受け取れない人たちはどうするのか?
<ヘルプデスク>
前述のとおり、荷物検査場で並んでいた2つ前のベトナム人男性が電話機能しか持っていないガラケーだったため、荷物検査場に通す門番のような職員たちとややもめていました。
彼は「あそこに行きなさい」と指示されたようで、折角、長い行列に並んで順待ちしていたのに、性質 の悪い 双六 でいうゴール直前での"ふりだしに戻る"をくらっていて可哀そうでした。
おそらくですが、最初は質問に答える特設コーナーだと思ったのですが、スマホを持っていない方々のための対応所で、そこで空港のパソコン・スマホで記録するか、紙に印刷して手渡しするのだと思います。
コロナ感染は収束してきたベトナムですが、コロナ騒動は続いています。