Bánh Canh Cua Út Lệ
「ホーチミンのフォーはおいしくない」と言っている北部出身のベトナム人が連れて行ってくれたホーチミンのお店 (※フォーのお店ではない)
<奢り合い①>
最近知り合ったベトナム人は、北部出身でその方の田舎はハノイからさらに離れた場所ですが、ハノイ市内にも10年ほど住んでいたそうで、味覚はハノイ味が好きなのだそうです。
ハノイを経験したので次の新天地として現在はホーチミンで働いているのですが、日本食を食べたことがないというのでご馳走するという流れになりました。
余談ですが、ベトナムはノリの良さと展開の早さが魅力かと思います。
ビジネスにおいても、交渉相手に決定権がないと解ると無下にあしらわれる傾向があります。
脱線した話を戻すと、日本食をご馳走しました。
ベトナムでも今や寿司はスーパーやコンビニ、ベトナム人経営の小さなお店などあちこちにあるので生魚は食べた経験があるのでさほど抵抗なく、美味しいと言って食べてくれました。(高級店ではないですが、日本人ファンが多い日本料理店に行きました。)
天ぷらもおいしいと言ってました。
その他の料理も。
けれど、唯一、納豆だけはダメだったようです。
なお、これは興味本位でこちらから勧めたわけではなく、本人が食べたいというので注文しております。
<奢り合い②>
次は自分が好きな店に連れていくという約束が、翌週、実行されました。
「蟹のスープ」だという説明だったのですが、実際は蟹も他の肉も色々入った麺料理でした。
一時、ホーチミン空港のラウンジでも出されていたBánh Canh Cua。
ベトナム料理は基本的に何でもおいしいので、これも「まぁまぁ以上」です。
完食しました。
一方、相手側は自分のよりも小さなサイズを頼んでいたのに残していました。
今回のお会計も自分が払おうとしたのですが、頑なに拒否されたのでご馳走になりました。
<奢り合い③>
先日、よく行く中華料理店でもうすぐランチタイムの営業を終える時間になったからベトナム人スタッフさんらが自分たちのまかないを準備していたのです。
その日は鶏肉料理だったようで、厨房スタッフが調理している様子をホールスタッフがずっとニコニコしながら眺めているのです。
よく行くお店なのでたまに話す仲でして「どうしてそんなに嬉しそうなの?」と話しかけたところ、
鶏肉が大好きなのだそうです。
「食べることへ満面の笑みを浮かべられる純粋な心を自分は失ってしまったなぁー」と痛感しました。
今回、このお店に連れて行ってくれたベトナム人も北部出身なので、ホーチミンの味付けは受け入れられないようです。
そんな彼女がオススメするお店でして、どこの出身者の集いか分かりませんが、繁盛していました。
ベトナム人を連れて行ってあげると喜ぶかと思います。
ご参考までに。
店名:Bánh canh cua Út Lệ
住所:210 Tô Hiến Thành, Phường 15, Quận 10, Thành phố Hồ Chí Minh, VIETNAM
電話番号:+84 91 892 0290