昨日(2021年2月18日)、業界関係者の間で賑わったニュースです。
ようやく特技技能1号評価試験がベトナム国内で実施されることが決まったようです。
最初は、建設分野における鉄筋施工。
2021年3月23日にハノイで開催されるとのことです。
現在、ハノイおよび隣りのハイズオン省はコロナ再燃で厳戒態勢がしかれているようなので、中止の可能性もあり得ます・・・。
どこからどう漏れたのか、昨日、あわせて「今年5月に介護分野の試験が行われる」という情報も流れました。
(※これはまだ裏付けが取れていません。)
介護に関しては待機組がたくさんいるので応募者が殺到(それは大袈裟かもしれません・・・。)するでしょうが、
鉄筋施工にどれほど応募者が集まるのだろうかと注目しています。
鉄筋施工といっても色々な仕事があるのでしょうが、
パッと思いつくのは足場の組立(のちに解体・撤収)作業です。
この仕事は、建設分野の中でも”とび職”と並ぶ不人気職なので、
技能実習生としての採用時も応募者が集まらないことが多々起こっています。
技能実習生の場合、待遇(給料など)や地域(都会など)によっては募ることは可能なようですが、
介護業界のように早いうちから内定を出して準備していたという話も聞いたことがないので、
「鉄筋施工の仕事がしたい!」という強い思いを持ったベトナム人は少ないのではないかと思います。
「何でもいいからとにかく早く日本へ行きたい」という思いに付け込んで、
不人気職から先に試験を始める日本側の都合が垣間見えます。