麺処ふた葉の最高辛味
"おに辛らーめん(10辛)"を食べました
~ラーメンの辛さ探求の旅路の果て~
<慣れてどんどん辛さに強くなりました>
最初は辛いと思っていた
一風堂さんの「からか麺(EXTRA HOT)」も、
暖暮さんの「烈火ラーメン(辛さ20倍)」も、
今やいずれも辛さが物足らなくなって「もっと辛くできないのだろうか」と求めるようになりました。
(ちなみに、一風堂さんは試みたことがないのですが、暖暮さんではお店のルールで決められているそうで断られました。スタッフ用のベトナムの香辛料をもらえるというので試してみたのですが、これだと味がベトナム風味に変わってきてしまうので一度試したきりです。)
先日、「野菜がたくさん入ったラーメンが食べたい」と思い、ふた葉さんを訪れた際、"おに辛らーめん"の存在を知りました。
その日は野菜摂取が目的だったので、「次回試してみよう!」と決めて、別日に訪れることにしました。
<思考が膨らむ楽しい時>
"おに辛らーめん"を食べようとお店に向かう途中、辛さをどうしようかと迷います。
メニュー表には「初めての方は1辛からどうぞ」と記載されています。
MAXは10辛です。
どれほど辛いのかがわかりません・・・。
インターネットで検索して感想を載せている人がいないか調べてみることにしました。
ふた葉さんの感想はなかったのですが、龍神さんの感想を載せている方がいました。
(※ふた葉の味は龍神の後継者とされています。)
その方も自身では辛さ耐性がある方だと思っていたが撃沈したとコメントしています。
5辛で・・・。
EXTRA HOTや20倍で物足らなさを感じる辛さ耐性(舌がバカになってる?)を持つ自分が1辛や5辛だと、
悔いるような気がしました。
かといって、辛い物を食べにきておいて「辛くて食べれない」というわがままで食べ物を無駄にしたくないですし、
お腹が痛くなるほど辛くても困ります。
迷った末、お店の着いてからスタッフさんに尋ねてみることにしました。
どれほど辛いのか?
お腹が痛くなってしまうほどなのか?
完食した人はいるのか・・・?
と。
<来店>
店長らしき日本語が話せるベトナム人が対応してくれたのですが、その方は辛いのが苦手で食べたことがないそうです。
お客さんの感想としては、他店の10辛は食べれるが、うち(ふた葉)の10辛は無理だと言っていたとのことでした。
辛いのが好きなら7か8辛がいいのではないか?と勧められました。
けれど、10辛も2~3人は完食した人がいるといいます。
8辛は中途半端だったので、
MAX10辛を選択しました。
笑ってる店長から「がんばってください!」と応援されました。
オーダーを聞いた厨房が、作るときに賑やかに騒いでいる声が漏れてきます。
いざ実食!
まずは恐る恐るスープを少し飲んでみました。
ピリッと辛いけれど、耐えられぬほどではないという印象です。
麺を少しすすってみました。
いけそうな気がします!
2口目、3口目は普段の量ですすりました。
「辛いなー」とは思いましたが、食べられそうです。
この後、店長が「どうですか?」と話しかけてくれて、
「辛いけど食べられそう」と答えました。
4口目、5口目、6口目・・・
この後、限界を迎えました。
舌に辛さが蓄積していくのです。
ギブアップです・・・。
事前に店長さんから「追いスープができる」というのを聞いていたので、
見栄を張らず足してもらうことにしました。
出てきたのは小さめの味噌汁の器ぐらいに入ったスープです。
これを全部入れてもらったのですが「とんがらしの量は変わっていないなぁ…」と思いました。
ここからは辛い物(みじん切りしたとんがらし)を避けながら、
1口食べてはお茶を飲むを繰り返しました。
お茶は10杯以上おかわりしました。
おいしく食べている食事ではなく、
企画の激辛チャレンジのように身体の中にただ流し込んでいるだけなので不本意です。
麺は完食。
具材は刻まれたとんがらし以外はほぼすべて食べました。
スープを飲もうという気になれませんでした。
辛さに関して自分の限界が知れてよかったなと思います。
舌がバカになったわけではないようです。
店を出た後もしばらく鼻水が止まりません。
「胃腸は大丈夫か?」と心配になってずっと水を飲んでいたためか、なんとか大丈夫でした。
鍛えればいつかはおいしく食べられるようになる日が来るのかもしれませんが、
鍛える理由がないので、やめておきます。
辛さ耐性強化に反比例して何かを失いそうな気がします。
激辛ラーメン探求の旅はこれにて閉幕です。