ベトナム人技能実習生に関わる仕事をしている日本人同士の戦い
ハノイの争いはSNS上の論戦から直接対面へ!
<技能実習生業界のリベラル派日本人vs保守派日本人>
ベトナム人技能実習生業界では有名で、この市場をビジネスチャンスと捉え、新たなサービスを導入しようとしている革命者(日本からベトナムに渡来した日本人)がいます。
一方、ベトナムの送り出し機関で勤めている日本語教師(日本からベトナムに渡来した日本人)は、教職に誇りを持ち、技能実習生から徴収するお金で生計を立てる日本人は日本語教師だけで充分だというような保守派なので、この革命者とは対立していました。
共通点は両者とも情報発信をしており、内容が過激だということです。
自分はただ彼らの発する情報を読んでいた読者に過ぎません。
<直接対決へ!>
革命者さんは行動力に長け、兎角ドラマティックな展開へ持ち込むのが好きなので、
彼の行動を批判する保守派日本語先生の勤務先へと乗り込むと宣言し、実際に行動に移しました。
「どういう決着になるのか!?」と読者は沸いたのですが、
保守派日本語先生は対面を拒絶したようです。
この革命者さんの行動も大胆ですが、保守派日本語教師が用いていた言葉も下衆なので、
第三者からするとどちらが論破するのか決着をつけてほしかったです。
この火蓋は不完全燃焼のまま終わり、革命者さんはこれ以上の交戦をやめ、保守派日本語先生は過激な発言をやめました。
物語としてはモヤモヤしたまま終えました。
技能実習制度にイノベーションを起こすのは、若者・よそ者・愚か者?
<技能実習生業界の風雲児となれるのか>
革命者さんのビジネススタイルは一点集中でなく、幅広くビジネス分野を拡げるやり方です。
なので、撤退する事業もあるようです。
ある事業の片付け方が悪かったようで、味方だった人たちの信用を失ったようです。
自分がハノイの飲食店でベトナム人の店員さんと雑談していたときに、何気なく革命者さんの名前を出したらその場にいたすべての日本人(知らない方々)が一旦動きを止めました。
その光景が印象的でした。
空気(その場)がピリッとするとはこういうことなのだと思います。
後に店主さんにその話をすると、彼は受けた恩に対して仁義を通さずにやめてしまい、詫びて致し方なくこの地を去るのであれば同情の余地はあるが、そうではなく今でも残ってまた新たなビジネスで人を巻き込もうとしていることが不評のようです。
具体的な内容を聞くとごもっともだと思いますが、あくまで一方的な見解なので、革命者さんはまた別の見解を持っているのかもしれません。
何が起きても、誰に批判されようとも、へこたれないのは素質だと思います。
実は、自分自身も「技能実習制度の健全化は余計な介入者の排除」だと思っているので、革命者さんの成そうとするビジネスには懐疑的です。
※もちろん、「余計な」というのが前提で、「必要」または「価値をもたらす」仲介・サービス等の介入は需要があるなら立派なビジネスだと思いますし、革命者さんから詳しい内容を聞いたわけではないので良し悪しは判断できません。
その上での推測となりますが、革命者さんは今後もアンチを増やしていくのだろうと思います。
なぜならば、今までがそうだったので・・・。
けれど、異端児がやがて英雄に遂げる可能性もあります。
どう転じるのかが楽しみです。
だから、革命者さんも保守派日本語先生も今後とも白熱した発信を続けてもらいたいです。
それが技能実習制度の改善に影響を及ぼすことを期待しています。
オチをつけるとすると、自分は「技能実習制度廃止論者」なので、
彼らが技能実習制度を存続させることを望んでいるとするならば共通の敵なのです。