中小企業診断士のオンライン勉強会に参加させてもらって学んだこと
学びと気づきと再認識
日本のとある診断協会の定例勉強会へ受講生として特別に参加させてもらいました。(オンラインでベトナムからの参加です。)
2時間の中で学んだことは主に3つです。
- 「補助金は経済効果を大して生んでいない」というようなレポートが出されたので、経産省関係の補助金反対派勢力が攻勢を強めることになりそうらしい
- ベトナムの金融サービス関連の市場は伸びていきそうだと思った
- 中小企業診断士の活動実績や経歴には興味があるが、趣味など個人的自己紹介にはまったく興味がわかない
<補助金について>
令和2年度3次補正予算案で提出される「事業再構築補助金」は経済産業省の補助金としてはかつてないほど上限額が高いことで評判です。
特徴は「中小企業」という括りとは別に、「中堅企業」と括った特別枠を設けていることで、
これは菅政権へ助言を行なっている学者さん(外国人の方)の思想が反映されていて、
小規模事業者1つ1つを救済していくのではなく、支援対象狭めてそこに注力(資金投入を含む)することの方が成果が得やすいという見解に基づいているとのことでした。
また、製造業や中小企業診断士の中では有名な「ものづくり補助金」ですが、今回の「事業再構築補助金」と被ることは否めないのですが、すでに3事業年度分の予算を組んでしまっているので引っ込みがつかなくなってしまっているとの見解でした。
<ベトナムの金融サービス市場の魅力について>
その発表者(今回の発表者は複数名いました。)が言うには、金融には国境がなくグローバルであるが、日本の金融サービスはガラパゴス化しているとのことです。
日本国内のことはさておき、ベトナムの金融サービスはこれから魅力的な市場になっていくかと思います。
現在のベトナムは、外国人が多く訪れるお店や中堅規模以上のレストランや販売店ならクレジットカードが使えますが、主流は現金支払いです。
スマホ普及率は高いので非キャッシュレス化はどんどん進むでしょうし、ベトナムはITリテラシーが高いので便利であると解ればすぐに普及していきそうです。
(例:配車アプリはベトナムで浸透しましたが、タイでは旧型バイクタクシーの抵抗勢力が押しのけています。)
今もアメリカ・中国・韓国などの決済システムは続々と進出しているようですが、
どこかが飛び抜けているという様子も感じられず、どこも覇権を握るのに苦戦しているかにも思えます。
ベトナム国内であればビングループやFTPなどが開発しそうですが、グローバル対応となったときに利便性を維持できるのか・・・。
そのあたり、調べてみたいなと思いました。
<おじいさん中小企業診断士について>
中小企業診断士は高齢の男性が多いです。
そして、(そんな統計データはありませんが肌感覚として)おしゃべり好きが多いです。
今回の発表者の方々もそうだったのですが、相手の興味・関心を無視して自分の話したい事を話すので、
場がしらけます。
場がしらけているという空気を読めずに、「(ここ笑うところですよ)」と(笑)をレジュメに入れいるのですが、
まったく面白くなく、誰も笑わずに本人だけが笑っているのでしらけていた場がさらに凍りつきます。
活動実績は興味がありました。
経歴もその人の得意分野やバックボーンを知るために必要かと注視します。
個人的な趣味、それもごくありふれた普通の趣味を発表するのでヤジを入れたくなりました・・・。
もともと主催者から発表時間を伝えられていたはずなのですが、
予行練習をしないので(※予行練習していたら無駄を削ぐはずです。)、ダラダラと話します。
そして、見かねた主催者に「要点を手短に」と戒められます。
講演実績があったり、信頼関係が予めできているのであれば別ですが、
「中小企業診断士を自由にしゃべらせてはいけない」と改めて思い知ることができました。
以後、診断士に関わる方々はお気をつけください。