博多家ふくろうさんが閉店するようです。
閉店--->更地に戻す--->新しい店を作る
というのがベトナムでは一般的なのですが、「中華料理」の暖簾を残したまま「牡蠣のから騒ぎ」という看板を据えていたので、オーナーは変わらずの業態変化か居抜きで入ることができたようです。
けれど、レンガが準備されていたので工事は行うと思われます。
博多家ふくろうさんはベトナムのお正月期間中、他の日系飲食店がこぞってお休みする中で営業を続けてくれる有難い存在でした。
「博多家」とありますが、博多っぽさは感じられず、東京下町の中華食堂または町中華といったカテゴリーに当てはまるお店かと思います。
この界隈にはラーメンや日本の味を出すお店が増えすぎました。
こういった業態(中華食堂・町中華)のお店は、ビジネスマンがメインターゲットになるかと思いますが、コロナ禍で全体数が減った状態が長く続いています。
別の中華食堂の店主さんから教えてもらったのですが、忘新年会シーズンは他のお店にお客さんを奪われてしまうので、この時期は閑散期なのだそうです。
また、そのお店の課題として女性層や外国人客(日本人以外)を取り込みたいようなのですが、
日本のサラリーマンのいいところは、ささっと食べてささっと帰る、または複数人でビールやお酒を飲み長居するならその分たくさん注文することに対して、女性や外国人は複数で来ることが多く食事後の会話が長いので店としては回転率が悪くなるだろうと心配になります。
日本人中年男性が中華食堂・町中華を支えています!
中華食堂・町中華を愛する者として誇り高いことです。
なので、こういったお店が減ってしまうことは残念です。
今年のテト(ベトナムのお正月)は営業するお店がちらほらあるようですが、
来年以降は例年どおりに戻るかと思います。
その時改めて、ふくろうさんを失った悲しみが蘇ってくるような気がします。