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テト期間中に営業するか否かの決断に迫られている日本人街の飲食店

テト期間中に営業するか否かの決断に迫られている日本人街の飲食店

2021年は例年にない特殊なテト(ベトナムのお正月)

ホーチミンの日本人街(2020年12月現在)
ホーチミンの日本人街(2020年12月現在)

<一定の需要が見込める2021年のテト期間>

 

例年だとTết(ベトナムのお正月)は、ベトナムで暮らしている日本人たちは日本へ一時帰国したり、周辺国へ旅行に行ってしまうので(※ベトナム国内はベトナム人たちが働かないので通常営業しているお店などが少ないのです)、日本人街のお店もほとんどが営業していません。

 

ホーチミンの場合、日本人滞在者が増えたことで、

テト中もホーチミンに留まっているわずかな日本人向けに営業している飲食店がわずかにありました。

 

けれど、大半は街から人がいなくなるので集客が見込めず、年に一度の自分たちの大型連休にしたいという思いも重なり、

計画的にも心情的にも休みにする店主さんが大半を占めていました。

  

「2021年のテトは日本人たちが帰国・海外旅行をしないので営業した方がいいのでは?」といった話題があちこちで上がっています。

 

<テト×コロナ>

 

2021年テトはどうなるのか・・・?

 

常連客からの「開けてほしい」という要望に応えるか否か、

頭を悩ましている店主さんらを散見します。

  

営業してもしなくても、店の家賃は発生するので、黒字にできるのであれば営業日数を増やした方がよいはずです。

 

しかし、問題は

  1. 仕入れができない、もしくは高くなる
  2. スタッフの給料を上げなくてはならない、たとえ上げても「帰省したい」と言うかもしれない
  3. 他店も営業するなら平常時と変わらない集客で、材料費と人件費だけが上がることになる

 

ちなみに、テト時に働いてもらうための賃料増加額の相場は、通常の日給・時給の4倍だそうです。

 

 

 

客数はさほど変わらなくても、お正月や会社がお休みということもあって宴会となり、

客単価の向上は見込めるかもしれません。

 

 

一方、現在のようにホーチミンでコロナ感染者が新たにみつかったことで、

会社命令で忘新年会禁止令が出ているところもあるようです。

 

 

テトのときはどのような状態になっているのか・・・。 

 

 

さぁ、どうなるのか2021年テトの日本人街!?

 

 

予想としては、

店主さんと1、2人のスタッフで切り盛りできるお店は営業するので例年よりは営業しているお店が増えるけれど、

半数以上のお店は休んでしまうのではないかなと思います。