ベトナム人窃盗団が逮捕される度に思うこと
家畜窃盗事件やドラッグストア万引き集団など
<群馬県家畜窃盗事件2020>
群馬県の家畜窃盗事件でベトナム人たちが関与しているとされ、まずは入管難民法違反疑い(不法滞在?)でベトナム国籍の20~30代の男女計13人を逮捕したと報道されています。
防犯カメラの映像から犯人は20代の男性で、背格好からしてアジア系だということは特定できます。
犯罪に国民性が反映されるのかわかりませんが「日本の若者がブタやウシを繰り返し盗むか?」という消去法から外国人による犯行である確率が高いと言われ、中でもベトナム人が有力視されていました。
そして、このような展開となりました。
ベトナム人の窃盗団が逮捕される度に思うことですが、
犯人(容疑者)が逮捕されたから「めでたしめでたし」とはならぬはずです。
<被害者への救済は?>
今回の被害額何百~数千万円が弁済され、さらに慰謝料等が支払われて、被害者が納得してようやく「めでたしめでたし」だと思いますが、本人たちも捜査されていることは気づいていたでしょうから、おそらく彼らの手持ち現金その他財産は微々たるもので、稼いだ金・物は既に第三者(しかも、おそらくベトナム)に渡った可能性が高いです。
相手方が善意であれば、それらを回収することはほぼ不可能です。
以前、日本のテレビ番組で放送されていた警察によるベトナム人窃盗団の逮捕劇は「窃盗団のリーダーは逮捕・起訴され、退去強制の処分を受けた。(ざまーみろ!)」みたいな終わり方をしていましたが、ベトナム人が母国に帰るだけです。
ベトナムの刑務所に収監されるわけではないはずです。
ドラッグストアから万引きを繰り返した物品(数百万~数千万円相当)がベトナムに渡っている、もしくは販売されて現金化されてベトナムに送金されていれば、
彼らにとっては凱旋帰国です。
母国で優雅な暮らしができます。
その成功ノウハウを教える先生になって収入を得ることもできそうです。
一方、強制送還ではなく日本の刑務所に入れられたとしても、日本の刑務所が大変なだけです。
懲役刑を受けて、そのお金が損害賠償等に充てられたとしても、
何百万~数千万円を稼げるとは思えません。
つまり、ベトナム人窃盗団が逮捕されたからといっても被害者は泣き寝入りしていることが多いはずです。
<群馬県×失踪技能実習生&留学生>
群馬に失踪技能実習生が多く住んでいるというのは広く知られた話で、自分も何度か耳にしたことがあります。
(※もちろん、群馬県だけはありません。)
おそらくベトナム人コミュニティが形成されているのだと思います。
ある日本人専門家(評論家?)の投稿で「群馬県の企業から不法滞在者で良いから斡旋してほしいという相談を受けた」と紹介されていました。
需要と供給が成立する土壌ができてしまっているのです。
「不法滞在・不法就労はいいけど、窃盗はダメだぞ」というのもおかしな話です。
治安の悪化、犠牲者の増大は"なるべくしてなった"と言えるかと思います。