ベトナム語の難しさは「発音」であるというのは広く知られた話です。
個人的な持論ですが、日本で育った日本人が成人となった後でベトナム語を極めようとするのは音楽的才能がないとムリだと思っています。
仮に絶対音感を持っているような人がいたとして、
聞き取りはできたとしても、自ら話すとなると声楽家としての才能も備えていないといけないのではないかと思っています。
裏を返せば、ベトナム人は聞き取り上手、発音上手ということになります。
日本"円"の「Yen」(※英語表記)
これもベトナム人はeのところへ発声記号を付けています。
日本人からすると「En」でもいいぐらいなのに・・・。
以前、電話でマッサージ店を予約する際に来店時間を聞かれて、
「1 o'clock」と伝えたのですが、どうしても「ワン」が相手は理解できぬようなのです。
なんでそんなことも理解できないのだと、こちらも激昂してしまいました。
(※このマッサージ店の客層は主に外国人なので、スタッフさんたちは英語堪能です。)
その時は、自分のスマホは壊れる直前の古い電話だったので、自分の電話のマイクが調子悪いのかな・・・と思っていました。
それからしばらく経ち(スマホを買い替え)、また同じように電話しました。
今回も「One」が通じません。
何度も話した挙句、違う人に電話を替わっても、その人も理解できません。
「One, Two, TreeのOne」(※ほぼ日本語)といって、「1,2,3」と理解できるのですが、
Oneだけをいうと理解してもらえません。
Mr.Van?と言われてしまいました・・・。
最終的には「オー、エヌ、イー」といって、何とか決着がつけました。
その話を昼食を食べに行ったレストランのマネージャーさん(日本語も英語もできるベトナム人)にすると、
彼女も私の「one」は理解できないと混乱していました。
確かにOneの発音を意識したことはありませんが、通じないレベルだったとは驚きです。