<麵屋龍神さんの閉店>
数日前から営業をしていなかったことには気づいていたのですが、「社員旅行か、リニューアルか」だと思っていました。
というのも、店の前を頻繁に通りますが外から見た限りでは客入りは良さそうですし、値段もやや高めなので利益率が他のラーメン店と比べて低いということもなさそうです。
(一方、ぜんぜんお客さんが入っていないのに続けているラーメン店がいくつもあります・・・。)
詳しい内情を知る由はありませんが、地代家賃が高い場所でしょうし、ラーメン店以外にもいくつかの飲食店を経営しているようなので、コロナ禍で会社の存続が苦しくなったのか、他の理由なのか戦略的撤退なのか・・・。
いずれにしても、担々麺はベトナムNo.1だと思うので、それが食べられなくなることは残念です。
ベトナム人たちの結婚記念写真ロケ地としてもこの周辺では最も人気の場所だったので、閉店した店の前での結婚記念写真でしたら縁起が悪いでしょうし、外装が取り壊されるようなら銀座梅もとさんに続き、彼らのロケ地がまた1つ減ってしまうことになります。
欧米人や韓国人客も多かったが印象がありますので、色々な国籍の人々に惜しまれての閉店となりました。
<すき家さんの展開>
一風堂さんの真向かいに、すき家さんが展開するようです。
一風堂さんの場所も一等地だと思いますが、日本人街と呼ばれる区画からは道路を渡らなければなりません。
(※ベトナムの道路を渡るのには、常にそこそこの身の危険を感じつつ覚悟を抱いて渡る必要があります。)
なので、すき家さんが進出する場所が一等地中の一等地になるのだと思います。
大手が出てくるとは予想していましたが、すき家さんというのは以外でした。
ベトナムのすき家さんは、牛丼と同じくらいラーメンを推していましたし、徒歩圏内に吉野家さんもあります。
これまでのすき家さんは「こんなところにあるんだ・・・」と他の日系レストランとは一線を引くような一風変わった立地戦略だったところ、大胆不敵にも"ど真ん中"で挑戦してくるとは驚きです。
この場所に日系が入るのは初めてのはずです。
ビルのオーナーとの折衝も心配になります。
ベトナムでは「契約更新時に地代家賃料を2倍にする、いやなら更地にして出ていけ」というケースがしばしば起こっています。
他の場所で様々な経験を積んだすき家さんなら対抗措置を用意しているのかもしれません。