横浜家系ラーメンの攻防戦 in HCMC
新旧「横浜家系ラーメン」店の覇権争いが勃発しそうです。
<梅もとの跡地に家系ラーメンができるらしい>
親しくなった中華料理店の店主さんと雑談していると「梅もとさんの跡地に横浜家系ラーメン店ができるらしい」と話してくれました。
梅もとさんは、当初のネーミングが今と同じだったかは忘れてしまったのですが、もともとはラーメン店として始まりました。
その後、日本からの輸入鮮魚を提供する居酒屋&定食屋スタイルへと業態変化を遂げましたが、(コロナ禍なのか)閉店の告知がなされているのは知っていました。
もともとはラーメン屋さんとして発足したので、同じくラーメン店として始めるのであれば居抜き物件として、さほど内装工事は行わないのではないかと思います。
(もしかすると梅もとさんのオーナーが再び新たな業態変化を行うのかもしれません。)
<オープン日(予想)>
中華料理店の店主さんも人づてに聞いただけだと思うので確証はないですが、仮に家系ラーメン店だとすると、家系ラーメンでこだわり(=改装費高い)の内装を施すなら名門家系ラーメンの看板を背負って暖簾分けしたお店か、前衛的なスタイルで挑むのか、無謀か別の目的があるか・・・。
改装費用や改装している間の地代家賃を考えると、おそらく工事はしない、または最低限に抑えて開店日を早めることに注力するかと推測します。
だとすると家系争い勃発は「夏の陣」が濃厚です。
(ちなみにホーチミンには四季がないので正確には「雨季の陣」です・・・。)
迎え討つ祥ノ家さん
大ちゃんラーメンは撤退してしまったので(※大ちゃんラーメンは家系専門店でなく、メニューの1つとして家系ラーメンを出していました。)、この界隈で横浜家系を大々的に謳っているのは祥ノ家さんのみです。
祥ノ家さんは、ベトナム歴は長いですが郊外から始めているので、このラーメン店激戦区に移ってきたのは2020年になってからです。
立地場所はホーチミンで唯一行列をなすラーメン店「とみだや」さんの(ほぼ)隣りという挑戦的な登場でした。
詳しい内情はわかりませんが、お店の様子を外から眺めていると満席や店外に行列待ちが出来ていることはほとんど無さそうなので、「これから」という時に商品も商圏もまるかぶりの競合店を迎え撃つ立場となります。
ただでさえ、このエリアはラーメンの大激戦区です・・・。
区切り方によっては渋谷・新宿・池袋を上回るぐらい密集しています。
個人的には供給過多だと思っているのですが、そこへ新たに進出してくるのですから大胆不敵です。
新「家系ラーメン店」への期待
<期待>
- 麺(※おそらくベトナムにはまだ家系ラーメン用の専門製麺所がないので、自家製麺でどれだけ完成度を高められるか・・・。)
- 塩らーめん(※家系といえば豚骨醤油なのですが、"壱六家"日本本店の塩らーめんは絶品です。)
- 暖簾分け(※ただし、日本でも暖簾分け店で称賛店とがっかり店に分かれるので店主に技量があれば問題なしです。)
- 麺茹でと湯切り(※家系を名乗るなら、できればその作法を魅せて頂きたいです。)
<おまけ>
- ベトナムのほうれん草はおいしくないので、こればかりは祥ノ家さんと組んででもおいしいほうれん草を開発してもらいたいです。
一人のラーメン愛好家として「おいしい」と思ったら足繁く通いますし、
そう思わなかったら、行かないだけなのでまったく影響なしです。
味・価格・サービスなど・・・消費者として選択肢が増えるのはありがたいことです。
どういうお店ができるのか•••
どちらが勝るのか•••
辺りの勢力図はどう変化するのか•••
楽しみです。