ベトナムのホーチミンで瓦葺き（かわらぶき）作業を行なっている建設現場を見かけました。
気温が32～34℃で、炎天下での作業なので大変だろうなと思いながら、しばらく見ていました。
「かわらぶき作業」は技能実習の移行対象職種に含まれているので、彼らは自身が望み、受入れてくれる企業があれば日本で働くという選択もできます。
日本の夏も暑いですが1年中暑くて日照りが厳しいホーチミンと比べると、大変なのは夏場だけです。
また、安全対策や給与面を考えると、日本で働いた方がいいのだろうなと思います。
しばらく眺めていたのですが、写真左の彼はせっせと作業を進めていたのですが、上着をまとうようにして日照りを防ごうとしている彼（写真右）はスマホを見ているだけで、仕事をしていないことが分かりました。
彼らの給料はおそらく日当なので、作業の進捗度は関係なく、工事が長引くほど職にありつけるので熱心に取り組む必要がないのです。
とはいえ、今後、近代化して競争が増え、諸外国の先進的な施工管理・進捗管理手法が導入されてくれば、サボったりダラダラ仕事をすることもできなくなってくるかと思います。
悪しき習慣に馴染んでしまう前に、若いうちに日本で働き方をも学んだ方が本人のためにもなるだろうなと思いました。
