現在ホーチミンでは、飲食店や居酒屋・カラオケ・映画館などの大勢が集まる場所は営業停止(※飲食店のデリバリーサービスはOK)措置が取られています。
外国人の接触確率が高いマッサージや顧客との距離が近い理髪店など、食料・医療・薬剤以外のサービス業は全面的に営業停止です。
うちの近所には洋服の修理を行う小さな店がいくつか並ぶ通りがあるのですが、まったく関係なかろう彼らのお店も営業停止命令を受けたようです。
けれど、オフィスや工場、建設現場は禁止されていないので、働いている人たちはたくさんいます。
うちの近所の建設工事は、正月休み前は周囲の迷惑なんぞ問答無用で、そこのけそこのけで基礎工事から初めて写真ぐらいまで急ピッチで建設工事が進められていたのですが、正月休みで一旦停止したのはわかるものの、それ以降はおよそ2か月ほとんど進展がありません。
以前も同じようなことを書いたと思うのですが、今なお作業員が集まらないようなのです。
最初は、新型コロナウイルスの影響で建設工事が止められているのかと思ったのですが、ちょこちょこはやっているので、やはり建設工事は止められていないようです。
作業員は正社員でなくて、日雇いのバイトが多いです。
ベトナムの場合、家族単位で動きます。
彼ら(日雇いで雇われる作業員)の父親なり母親の仕事が営業停止命令を受けたとなれば、田舎に帰省することになります。
(ホーチミンの人たちは、理由があればすぐに田舎に帰ります。また、ホーチミンにいる理由がなくなればすぐに田舎に帰ります。)
そうなったとき、家族で田舎に帰るので、現在ホーチミンは現場作業員不足です。