ベトナム人と接する機会は多いのでだいぶ語れるようになったと思います。
(もちろんまだまだ知らぬことはたくさんあります。)
タイも時々訪れるので知識はあります。
カンボジアは数回訪れただけですが、
日本にいるカンボジア人の友人がいてよく情報交換する仲です。
彼らと接していたり、会話の中で「メンヘラ」という思しき登場人物が時々現れます。
普段はそんなことないのですが、何か彼らなりのポイントがあって、そのツボにはまると理性を失い、感情的にヒステリーを起こして、会話のキャッチボールができなくなります。
こちら側は事態の収束を図ろうと冷静に対応するのですが、
相手側が一人で燃え上がっていく様子をみると「はい、わかりました。」と相槌を打ちながら、
「(あーこの人とやっていくのは無理だなー)」
「(どう切り離し方をしていこうかなー)」
と相手を向き合うことをやめて、次の対処を考えるようになります。
でも、うつ病は、それぞれの国内では聞いたことがありません。
聞いたことがあるのは、いずれも日本で過ごしている間にうつ病になったベトナム人です。
それも比較的恵まれた環境にいて、自分が知る2人はどちらも優秀な人です。
1人はベトナムの大学を卒業して、奨学金をもらって一橋大学の大学院で学んでいる際にうつ病だと判り、
卒業を待たずにベトナムへ帰国することを選んだとのことでした。
もう1人は、技能実習生で入国1年目でN2に合格できた優秀な女性で、
あと数か月で任期の3年を修了というところで、やはりうつ病だと判ったようで帰国を選んだそうです。
2人とも優秀なのでベトナムに帰国してからの仕事先はいくらでもあるでしょうし、
大学院を卒業しなかったことはややもったいなかったように感じますが、
技能実習を修了せずともさほど困ることはないかなと感じます。
心の病は国籍・人種ではなく、日本という環境にあるようです。
日本語が上手だと余計に感じ取り易くなってしまうのかもしれません。