新型コロナウィルスにベトナム国内で感染したベトナム人が現れました
< 初事例 >
これまでは、
・武漢からベトナムへやってきた父に感染させられた中国人父子2名(ホーチミン南部で治療中)
・武漢からベトナムに戻ってきたベトナム人3名(ホーチミン北部で治療中)
だったので、今回遂にベトナム国内でベトナム人に感染した事例が出てしまいました。
同時に、初めてベトナム人女性に感染した事例ともなります。
その女性は、先の中国人父子が宿泊したホテル(おそらくニャチャン)で受付業務を担当していたとのことです。
1月18日から咳が出ていた、検査して陽性だと発覚したのが1月31日だそうです。
接客業務に就く人たちがマスク装着を心掛けるようになったのはここ2~3日の出来事なので、
彼女の同僚や身近な人たちが彼女の咳を浴びている可能性はあります。
彼女と中国人父子との間でどのようなやりとりがあったかは知る由もありませんが、
他にもその中国人父子と接した人たちが大勢いそうな中での出来事ですから、
彼女は仕事熱心だったのでないかと推測します。
(クレームを怒鳴りつけられた際の飛沫感染かもしれませんが・・・)
< このままベトナム国内で蔓延していくのか? >
「ベトナム人は免疫力が高い」とか「武漢の人たちは感染しやすい体質」というのは我ながら無理がある理屈だと思っていましたが、
「暑いホーチミンでは流行らない」というのは未だ理にかなっていると思っています。
今回のベトナム人女性が感染したと思しき場所はニャチャン。
この時期、ホーチミンほど暑くはないようですが、中国や日本ほどの寒さもないようです。
(そのホテルを知らないので推測となりますが)エアコンの効いたホテルという場所が感染・繁殖しやすい環境となったのでないかと思います。
そうなればホーチミンにも危険な場所はたくさんあります。
けれど、そういう場所に近寄らなければホーチミンにおいては封じ込めはさほど大変でないかと考えます。
一方、ベトナムの北部(寒い場所)は室外で感染する恐れがあるとなると、
封じ込めるのが大変になるはずです。
ハノイは特に人が行き交う場所なので・・・。
※日本のODAで作った立派な国際空港があります。
ベトナムにおける新型コロナウイルス感染者については、このまま稀有な事例に留まり、拡散していかないことを願っています。
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