新型コロナウイルスはベトナムで流行るのか?

ベトナム国内でベトナム人感染者が現れました。

ベトナムでベトナム人感染者が現れました。(出処:在ホーチミン日本総領事館)
ベトナムでベトナム人感染者が現れました。(出処:在ホーチミン日本総領事館)

< ベトナム人感染者 >

武漢から帰国した者3名で、現在隔離・治療中とのことです。 ベトナムのお正月に向けた帰省だったと思いますが、ベトナムのお正月は家族・親戚・友人知人等と一年分の親交を深めるイベントが目白押しな期間でもあります。

 

[追記]

3人は、ベトナムのヴィンフック省(ハノイの隣り)にある日系企業に勤めていて、武漢での工場研修を終えて同じ飛行機で帰国してきたそうです。

 

< ベトナムで新型コロナウイルスは流行るのか? >

先日「新型コロナウイルスはホーチミンで流行るのか?」という記事を書きました。

 

自分なりの結論としては"暑いホーチミンでは流行らない"でした。

 

流行りに段階があるなら、蔓延の度合いや感染しないとは違うという意味で、

その続編も書きました。

 

そして、本日、ベトナム人感染者がハノイでみつかったと在ホーチミン日本総領事館からメールが届きました。

 

 

< ハノイとホーチミンの違い >

ベトナムについてご存知ない方々向けの説明となりますが、ベトナムは縦長の国でして、北部・中部・南部と3区分けされ、海沿いまたは海と隣接していない山沿いの2分類もできます。

 

ホーチミンはベトナム南部にあり、季節は雨季と乾季しかなく、いずれも日中は30度越えの年中暑い都市です。

 

海沿いなので、風通しもよく通常カラッとした日が多い都市です。

(ただ人口が多く、バイクの交通量が凄まじいので空気は汚く、道端にゴミを捨てる慣習があるので衛生的には褒められたもんではない環境です・・・。)

 

別の見方をすると雑菌に溢れているので、先進国で生まれたウイルスごときに負けない免疫力はあるかもしれません。

 

一方、北部に位置する首都ハノイは盆地です。

めずらしく晴天だと「ラッキー!」だと感じる程ほぼ年中天候がぐずついています。

 

春夏秋冬の四季があり、冬は雪こそ降りませんが、湿度が高いせいかダウンジャケットが必要なほど日本並みの寒さがあります。

 

雨か小雨か霧か靄かの日々が続くので、スーツにカビが生えるというのがハノイ駐在員の悩みだと耳にします。

 

ウィルスとカビ菌を同じにしていいのか分かりませんが、現在、ハノイは寒いです。

湿度もほぼ毎日高いです

 

期待を込めて「暑いホーチミンでは新型コロナウイルスは流行らない」と考えましたが、

ハノイは世界各国の都市と比較されてノミネートされるほど空気が汚い都市でもあります。

 

ハノイは政治都市で権力者やお金持ちが多いです。

ホーチミンはベトナム最大の商業都市で、

ハノイ-ホーチミンを行き来する人たちは多いです。

(もちろん、それ以外のベトナム国内の各都市を行き来する人たちが大勢います。)

 

< ベトナム国対新型コロナウィルス >

ウイルスは変異・進化すると考えると、

ベトナム国内における蔓延が危うく感じられます。

 

自分も来月ハノイへ出張する予定があるので、対岸の火事ではなくなっています。

 

おそらく最も感染率が高いスポットは、病院か空港(飛行機内含む)か、だと思います。

< 関連記事 >