新型コロナウイルスはホーチミンで流行るのか?

ベトナム国内で新型コロナウイルス感染者が現れました。

在ホーチミン日本国総領事館ホームページが発表している新型コロナウイルスの情報
出処:在ホーチミン日本国総領事館ホームページ

現在、ベトナムのお正月休み中であり、本来だと在ホーチミン日本国総領事館も休館日なのですが、休日返上で情報を送ってくれています(メールアドレスを登録しておくと送られてきます)。

 

感染したのは中国人2名で、武漢からやってきた父親が、ベトナム南部に位置するロンアン省在住の息子に会うためにやってきて、2人はニャチャン(ホーチミンからだいぶ離れたリゾート地)で合流して4日間滞在。その後、ロンアン省(ホーチミン近郊)に移動して、症状が出てきたようで検査したところ陽性反応だったため、現在はホーチミン市内の病院で入院中とのことです。

 

なぜ感染者が息子だけなのか?

今後、ホーチミンに蔓延する可能性はあるのか?

自分なりに考えてみました。

 

まず原因については100%だと断定することはできませんが、武漢からやってきた父親の体内(潜伏期間)または荷物によってウィルスが持ち込まれた可能性が極めて高いはずです。

 

では、感染者はなぜ息子だけなのか?

実は他にも感染したした人が大勢いるけれど、蔓延させることなく自覚症状がないまま完治させたということも考えられます。

<ホーチミンではインフルエンザが流行らない?>

諸説あるのですが、以前「ホーチミンにはインフルエンザがない」という話を聞いたことがあります。

(※この場合のインフルエンザは日本で毎年騒がれる一般的なインフルエンザです。)

 

インフルエンザ患者がホーチミンに訪れて来たら存在したことになるので"完全にない"ということではありませんが、

蔓延しないのだそうです。

 

理由は、暑いから・・・。

 

シンプルかつ明瞭な説明でした。

 

ちなみに、風邪は家族内や職場内でしばしば蔓延します。

理由の1つとして、ベトナム人たちは外出時の移動では排気ガス対策&日焼け防止&変装のためマスクをしますが、

家や職場内などの室内ではマスクをしない人が多いです。

たとえ風邪気味でも、咳が出ていても、風邪ひいてても。

さすがにまずいな・・・という状況になってからマスクをし出す時はあります。

時既に遅しです。

<新型コロナウィルスはホーチミンで蔓延するのか?>

新型肺炎の感染が確認された国と地域
出処:朝日新聞デジタル

ホーチミンと同じぐらい暑い都市のバンコクでも発症者が確認されていますが、いずれも外からやってきた人たちであり、感染が連鎖して流行しているという話は聞きません(もちろん、自分が知らないだけかもしれませんが)。

 

では、今回のベトナムのケースはどうなのか?

 

仮に武漢からやってきた父親がウィルスを持ち込んだとすると、息子はベトナム国内で感染したことになります。

 

その親子が合流したニャチャンにおけるこの頃の気候は、ホーチミンよりは涼しく、20度以上30度未満の気候です。

彼らの移動先ロンアン省はホーチミンとほぼ同じで、日中は30度以上、夜は22~23度です。

 

なぜ感染したのは息子だけなのか???

 

仮に父親の体内(潜伏期間)にウィルスが潜んでいたとしても、

飛沫感染・空気感染であればニャチャンからロンアン省に移動する飛行機やバスの中で他の乗客にも感染させた可能性があります。

また、ニャチャンやロンアン省では家の中でじっとしたわけでもないでしょうから、タクシーやレストランで他人に感染させたことも考えられるはずです。

しかし、現時点ではそういった情報はなく、息子だけが感染したようです。

 

欧米人が行なうキスのあいさつや、

恋人同士のスキンシップならともかく、

中国文化で父子がスキンシップを図るのは想像しづらいです。

(※息子は一人でニャチャンに行ける人物なので成人だと仮定しています。)

中国文化なら湯船に湯を沸かして浸かるのではなく、それぞれ別々にシャワーを浴びた可能性が高いです。

 

なので、考えるとすれば、親子関係並みに密接かつ繰り返し咳を浴びせられると感染する(≒感染力は弱い)

武漢出身者は感染しやすい体質。(※息子は、4か月前からロンアン省に住み始めたそうです。)または、ベトナム人は免疫力もしくは治癒能力が高い。

それか、父親が持ち込んだ荷物・食材等が原因であったかです。

<結論>

最終的には歴史が証明することですし、然るべき機関が調査し発表すると思いますが、

大いなる期待を込めた独断と偏見によると、

 

ホーチミンで新型コロナウィルスは流行らない

 

という結論に達します。

 

理由は、暑いからです。

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