ホーチミンからハノイへ移動する飛行機で、搭乗してまもなく自分の荷物を棚にあげる際、20才前後のベトナム人男性が3人いました。
私を見て(おそらく成田空港のお土産袋を見て日本人と思ったのだと思います。)、コソコソ話しています。
この時点で自分も「実習生かなぁ?」と思ったのですが、この飛行機はハノイ行きなので、ホーチミンで面接があってハノイの学校に行く途中ということも考えられたのですが、レアケースなので、この時点では確信はありませんでした。
けれど、この年頃が男友達だけで飛行機になって旅行というのも考えづらい。
実習生か留学生なのだろうけど、何か事情があるのだろうなーぐらいに思っていました。
その数分後、同じぐらいの年の女性が乗り込んできて、前の席に座ります。
どうやら彼と知りらしく、話している内容が「フクオカ」「カナガワ」と言っているので、技能実習生だと90%確信します。
私と彼女との間に座っていたおばさまがトイレに行ったときに「TRANSIT」というシールが見えたので、これで99%確信しました。
(行き先がバラバラなので留学生でもないはず。)
飛行機がハノイに着いて、飛行機のドアが開くまでの間に少し立ち話をしたのですが、
やはり実習生でした。
皆、まずは福岡に行くそうです。
そこで1か月の研修を受けて、それぞれの勤務地に行きます。
話した彼は宮崎だと言っていました。
「ホーチミンから福岡の直行便もあるのにで、どうしてわざわざハノイを経由するの?」ときくと、
これは理解できていないような感じだったのでは、「飛行機がなかった?」と訊くと「はい」と言っていました。
もう1つ考えられるのは、日本の空港でお迎えるする者の都合で、
ホーチミン組とハノイ組がいる場合に、いっしょに来てもらいたいからホーチミン組をハノイに行かすということも考えられたのですが、
その説明はもっと理解できないだろうなと思い、よしました。
「がんばって」と伝えたら、
笑顔で「はい」と返ってきました。