外国免許(ベトナムで取得した免許)を日本の免許に「切り替える」ための筆記試験は簡単です。
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ベトナム語版が用意されているようですし、問題数も圧倒的に少なく、試験官がこっそり答えを教えてくれるという噂もあります。
この場合は、ベトナム人が日本で日本人と同じく教習所に通い、免許センターで試験を受ける際の筆記試験(日本語)とN1との比較です。
友人が日本で免許を取得したので、彼女に訊いてみました。
彼女は18才から日本に来て日本語センター2年、日本の四年制大学を卒業し、日本の大学院に進学し、今は日本の大手企業で研究職に就いています。
彼女が書いた卒論は日本語でしたが、私にはまったく理解できない用語の羅列でした。
つまり、日本語ペラペラです。
彼女曰く「N1の方が難しい」のだそうです。
意外でした。
建設業界では運転免許を求める求人が多く、多くの者はベトナムで取得するのですが、稀に「はやく日本に行って働きたい。免許は日本で取得する。」と豪語する大胆不敵な者がいます。
彼らの日本語レベルは現状N4にも達していません。
そんな彼らに「取れるわけないだろ!日本で免許を取るにはN1に合格している人が取れるレベルかどうかだ」と話してしまっていたので申し訳なく思います。
とはいえ、大きくは外してはいませんし、日本で教習所に通って免許を取得するというのは語学以上に大変な面があります。
高校時代の先生が「(彼は大学受験に失敗し浪人経験があり)浪人生はもう一度やってもいいと思える。けれど、自動車教習所にもう一度通うのは嫌だ」と言っていました。
自分は20才のときに取得しましたが、その気持ちがわかりました。
今はこういう時代なのでかつての教習所のような教え方ではないのかもしれませんが、
それでも費用は安くなく、時間も割かなくてはなりません。
働きながらでは大変なはずです。
語学もN2レベルぐらいは必要でしょうし、その域に達するのに最短で2~3年は要すはずです。
≪参考≫
一般的な技能実習生が日本に行ってから3年後にベトナムに戻る際の日本語レベルがN3。
優秀な人だとN2。
N1を取ると送り出し機関から表彰されてお祝い金がもらえたりします。(100人いて1人現れるかどうかです。)