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介護技能実習事情

先日、お客さんがハノイに来てくれた際に面接から観光までを1日付き添ってくれて仲良くなったベトナム人男性が別の送り出し機関に転職したそうで、連絡をくれました。

 

どうやら彼の新しい勤め先は「介護」の分野で技能実習生を送り出すことができるライセンスを持っているそうで、興味深く話を聞いていました。

 

特徴的だったのは、介護分野での技能実習生応募者を集めるのに、日本企業側がいくらか支出するのだそうです。

 

"応募者を買う"という行為は一般的に行われていることなのですが、これは後々回収できることを見込んだ送り出し機関側の負担で行われていることです。

 

なぜか介護技能実習生だけは本人からの徴収料3,600USドル以下というのが厳粛に守られるようで、本人への取り立てができず、応募者を集めるのも困難であることから、日本企業側が負担することが通例となっているそうです。

 

その費用が応募者の元に届くのであればいいのでしょうが、大半は仲介業者の手に渡るのだと思いますが…。