本日の参議院法務委員会では、参考人による意見および質疑応答がありました。
そのやりとりの中で「外国人労働者は日本社会における弱者である」といった発言がありましたが、生存競争となったときに負けるのは日本社会の方かと思います。
技能実習3年または5年を終えて、まだ日本に留まりたいという層を期待していながら、「さぁ、特定技能1号の5年が過ぎましたので帰ってください」というのは虫が良すぎるかと思います。
8年または10年過ごした場所から追い出すのです。
転職すると辞めていった者が一定期間内に再就職をしなかった場合は不法滞在です。それを取り締まるには、いちいち職務質問して、在留カードに記載されていない部分も調べる必要があります(所属機関は在留カードに記載されていません)。
不法滞在者たちは身を隠し、人知れぬように暮らす慎ましい逃亡者となるのならいいのでしょうが、罪意識はなくて、もっと多くを稼いでやろう!一旗揚げてやろう!という意欲を持ち、力を持ったら、そして、それが徒党を組んだら・・・。
弱者ではなく、意欲と野心に満ちた競争相手、国家転覆を狙う革命家集団に成り得る存在です。
目的のためならルールを無視する環境で育った外国人たちを日本の規制による社会的弱者だと守ろうとする日本は立派ですが、しっぺ返しも想定すべき事案かと思います。